大磯町の西長院で8月24日(火)、本尊で町指定文化財の「身代わり地蔵」を特別公開する縁日が開かれる。今年は新型コロナウイルス感染拡大防止のため、身代わり地蔵の鎮座している本堂には入らず、本堂前からの参拝のみとする。かき氷などの振る舞いは中止。
行基の作と伝わる地蔵は、地元で「中丸のお地蔵さん」と親しまれてきた。縁起によると、源頼朝に狼藉を働いた疑いで梶原平三景時の家来・悪太郎義景が畠山重忠に斬られたが、地蔵を深く信仰していた悪太郎は難を逃れたという。また、地蔵を毎夜参拝していた娘が闇討ちに遭った際も娘は無事で、代わりに地蔵の首が落ちていたと伝わる。近年は交通安全や病気の回復などを願う人々が参拝に訪れている。
国道1号線沿い旧吉田茂邸向かい側。問い合わせは西長院【電話】0463・61・2404