高齢化社会が進み、今後ますます重要な役割を担う介護職。潤生園は神奈川県小田原市を中心に40年以上、地域密着で高齢者介護福祉サービスを展開してきたパイオニア的存在です。昨年12月に入社した、デイサービス潤生園やすらぎの家豊川の細川麻好(ますみ)さんに、仕事についてインタビューしました。
「地域に貢献したい」と異業種から転職
都内や横浜で20年以上、ITの仕事に携わってきた細川さんは、50歳になったことをきっかけに、「これからは地域に貢献できる仕事に就きたい」と考えるようになったそうです。潤生園で働いていたお母さんや知り合いの人から勧められ、入社を決めました。
家族のようにアットホームな職場
新しいことにチャレンジしたいという気持ちが強かった細川さんですが、体力的には心配はありました。しかし、「想像していた大変さとはまったく異なり、とても前向きなものでした。 お年寄りの方々と接することで、毎日が気付きの連続。奥が深い仕事だと思います」と笑顔で話してくれました。
「まるで家族と一緒にいるかのような職場です。潤生園の職員は皆、福祉マインドに溢れていて優しい方ばかりなので、初心者の私をさりげなくサポートしてくれました。人間関係で悩んだことは一度もないですね」
潤生園では現在、18歳から84歳まで3世代が働いています。
研修制度が充実。「働きながら成長できます」
日々の仕事や研修を通じ、お年寄りの方々への向き合い方が変わっていったといいます。
「最初は何でもお手伝いすることが良いと思っていましたが、自立を介護者が奪ってはいけないということに気付きました。着替えや歩行など日常生活の中で、ご自身でできることはそっと見守ることが大事。 その人にとって何が最善かを常に考え、フォローしていきたいと考えています」
資格にもチャレンジ。活力の源は、充実した仕事にあり
細川さんは今、実務者研修に挑戦しています。「研修制度が充実しているので、働きながら資格を取得できるのも潤生園の特徴だと思います。私も経験を積んで、介護福祉士、ケアマネジャーを目指して地域の役に立ちたい。生涯の仕事にしていきたいです」