いま婚活における流行は、人工知能を活用した「AIマッチング」。趣味や職業、家族構成や顔の好みといった条件を打ち込むと、相性の良い相手をはじき出してくれるため、注目されています。そんな中、AIだけに頼ることなく人気を集めている“昔ながらの結婚相談”が茅ヶ崎市内にあります。その秘密をレポートします。
「海の結婚相談室 君といつまでも」を運営する井上海明さん
「AIマッチングのない『お見合い全盛期』の時代でも、うまくいくカップルはたくさんいました」。そう話すのが、茅ヶ崎市内で日本結婚相談所連盟(IBJ)加盟「海の結婚相談室 君といつまでも」を運営する井上海明さん。8年にわたる心理カウンセラーの経験を生かし、顧客一人一人の思いに寄り添うかたちで、成婚へと導いています。
「はじめから結婚に向いている人はいない」
「『結婚に向かない人』はたくさんいますが、『はじめから結婚に向いている人』はいない」と井上さん。血のつながらない相手と一緒に暮らしていくと、だれでも必ず戸惑いが出てきてしまうものなのです。
そこで必要なのは、互いに歩み寄り、自分自身を変えていこうという姿勢です。井上さんが重視するのは、まさにこの点。心理カウンセリングの経験を生かしながら、自分自身を変えていくための「心の持ち方」をじっくりと伝えていきます。
- 日本には数多くの結婚相談所があります。中には、「登録者どうしをつなぐだけ」というところが多いのも事実。「心の持ち方」から向き合っていく井上さんの手法は珍しく、だからこそ利用者から好評をもって受け入れられています。
「結婚」を通して、社会に貢献したい
心理カウンセラーとしての経験の中で、とりわけ多かった相談は人間関係。中でも「男女問題の悩み」は深刻でした。そしてその経験こそが、井上さんが結婚相談室を立ち上げるきっかけとなりました。
「ちょっとした考え方の変化で、結婚生活はとてもよくなる」と井上さん。幸せなカップルが増えることで、社会は良くなるという考えがあります。
- 「社会貢献」の思いから、費用も低価格。一般の結婚相談所では「初期費用数10万円」が相場ですが、同所は初期費用は5万円〜10万円、月会費は1万円と低価格です。
また出会いの機会を増やすことや、遠隔地どうしの男女をつなぐことを目的に、Zoomも活用しています。本人はもちろん、息子や娘の結婚相談も大歓迎。まずは気軽に連絡をしてみてはいかがでしょう?