オレオレ詐欺や預貯金詐欺など、巧妙な手口で私たちの生活を脅かす特殊詐欺。横浜市南区では2021年に入り、11月末時点で31件、約5千万円の被害が発生し、予断を許さない状況が続きます。
大切な家族が被害に遭わないために、どうすれば良いのか。南警察署などと協力し、特殊詐欺の撲滅を目指す南防犯協会に、あなたの父母(祖父母)にレクチャーできる予防策を教えてもらいました。(2021年12月22日寄稿)
よくある手口は?
2021年は息子・孫騙りのオレオレ詐欺が7割、預貯金詐欺やキャッシュカード詐欺盗といわれるキャッシュカードをだまし取る手口が残りの3割を占めます。電話で「会社のお金を無くした」などと連絡し、お金をだまし取ろうとする従来の手口が増加傾向です。
- 犯人はコロナ禍で自宅にいる時間が増えた高齢者を狙い、あらゆる手で不安に付け込んでいきます。
詐欺から守ってくれるアイテム
特殊詐欺のほとんどは電話を使う手口。離れて暮らす両親(祖父母)を守るために何ができるか?南防犯協会は「南警察署が南区役所と連携し、単身、夫婦で暮らす70歳以上の世帯を対象に無料で貸し出しを行っている『迷惑電話防止機能付き電話機』が有効です」と設置を推奨します。

迷惑電話防止機能付き電話機を紹介したブースを南警察署1階に設置中
この電話機(機種にもよる)は、相手が電話をかけると「防犯のため通話内容を録音します」といったメッセージが初めに流れます。犯人は自分の声を録音されるのを嫌がるため、大きな抑止効果があるとされています。電話機を導入しても、警告メッセージが再生完了する前に犯人からの電話に出てしまい、被害に遭ったという例もありますので、必ず警告メッセージを聞きましょう。
「家族や友人と日ごろから連絡を取るようにして、何かあれば最寄りの警察に電話してと話してください。警察官を騙る手口もあるので、最寄りの警察署の電話番号を覚えておくと良いですね」と南防犯協会。
- 南警察署の代表番号は045-742-0110。これ以外は犯人からの電話の可能性が高いです。

詐欺対策のシミュレーションができる
「自分はだまされない」。その油断が命取り
特殊詐欺は高齢者だけでなく、若者も被害に遭うケースも見られます。「家族の絆」を合言葉に、不審な電話やメールがあれば、すぐに警察に相談してください。引き続き、南防犯協会も警察などと連携し、皆さんを犯罪から守る活動に努めていきます!