寒川神社参集殿に「鎌倉殿のお弁当」と「梶原景時の御膳」が登場した。
発案したのは寒川神社責任役員の入澤一三さん(73)。今から840年前、頼朝は北条政子の安産祈願の御使を同神社などに向かわせた縁があり、その後頼朝が嫡男頼家と行った、巻狩りにちなんだ駄餉(だしょう)(弁当)の再現を思いついた。
参集殿内のレストラン「青葉」の佐藤洋料理長(60)が企画をもとに当時食べられていた鮭や鮎、粟や鮑といった食材を現代風にアレンジし、町内で講演した事もある中世史の専門家・多賀譲治氏(多賀歴史研究所)が時代考証などの面でアドバイスした。弁当の値段は巻狩りが行われた年にちなんで1193円(税別)となっている。
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