新年恒例の「どんど焼き」が1月8日から区内各所で始まった。10日には、黒川町内会と汁守神社が中心となって同地区2カ所で行われた。
どんど焼きは正月飾りや書初めを焚き上げ、その火で焼いた団子を食べ無病息災を願う行事。黒川町内会と汁守神社は、上地区がセレサモス麻生店近くの田んぼ、中・下地区は京王線ガード下付近の2カ所で行った。
雪がちらつく6日の午前中から地元の竹林で孟宗竹を伐採。その日のうちに1本約15メートルの竹を組んで約12メートルのやぐらを組み上げた。
どんど焼き当日は、町内会役員が点火。炎が空高く舞がると、見守った多くの人から歓声が沸いた。その後、各自で持ち寄った餅を焼いた。毎年参加しているという地元の小学生は「楽しかった」「健康になれるように祈りながら餅を食べたい」と話していた。
同町内会の市川明男副会長は「天気に恵まれた。地元の子どもたちは減っているが、こういう伝統行事を今後も続けていきたい」と語った。