NPO法人宮前かぐやの里の運営する「グループホームさくら」は、2015年に設立された知的・精神障害者向けホームです。2021年に南野川の新ホームに移転しました。
地域密着型の「グループホームさくら」
定員男性10人のホームは、
- 広々とした個室
- 個別に張り替える風呂3基
- 洗面化粧台6基
- ウォシュレットトイレ4カ所
と充実の設備を揃えています。
また24時間職員常駐で、日中や夜間の見守り、定期的な換気、清掃に重点を置いており、コロナ対策までしっかりと。近隣の24時間対応の訪問看護ステーションによる、月数回の健康診断も行っており、もしもの時も安心できます。
地域密着型の同ホームでは、通院や散髪、野川のGEOでDVDレンタル、川崎信用金庫有馬支店で入出金の練習など、最初は職員同行で「できることは自分で」と自立につなげていきます。
コロナ禍前は、地域イベントやカラオケなどにも繰り出して生活を満喫していました。
季節の花々やアートが生活に彩りを
ホームには、有名画家らのアートが飾られています。
笑顔の似顔絵描き 畳ショージさんの作品は、玄関に石ころアートが、各利用者さんの自室ドアにはそれぞれの似顔絵が、食堂入り口には大きな笠地蔵の額が飾られています。
ほかにも、「漫画界一の流麗な線描」と評され、黄桜酒造のカッパの漫画絵で知られる小島功さん(元日本漫画家協会名誉会長)の絵も飾られています。
同法人の渡邉寛美理事長の個人所有物ですが、みんなに楽しんでほしい、との思いから飾られています。また、絵とともに季節の花々が渡邉さんによって生けられており、生活に彩りと潤いをもたらしています。
渡邉さんは平瀬川沿いの自宅からの毎日の通勤路が大好きで「春の桜や秋の紅葉、夜空に輝く月など、とても綺麗。風光明媚な宮前と、その人達が大好きです。諸先輩方が良くしてくれたように、私も地域のみなさまに、できることを少しずつでも返していけたら」と思いを語っています。
ちなみに、施設長を務める小坂公造さんは、なんと元宮前警察署長です。地域に防犯を呼びかけようと、自身の今まで培ってきた知識と経験をまとめた冊子を、ホームや近隣施設で無料配布しています。地域にそんな方がいる、というだけでなんだか少し安心できますね。
ホームの状況は、地域情報紙タウンニュース・宮前区版の紙面上で不定期掲載「かぐやの里だより」でお伝えしています。