ヨコハマ グランド インターコンチネンタル ホテルの中にあるミュージックラウンジ「スターボ」。2022年1月、7年ぶりに復活オープンしたということで、早速記者が訪れてみました。
2022年の今年、30周年の節目を迎えた同ホテル。みなとみらいの景色でもおなじみの外観で、地元の人たちからも愛されています。
いざ、オーセンティックなバーの世界へ
誰もが主人公に
場所はホテルの2階。一歩お店に入った途端、別世界が広がります。
優雅かつ洗練された店内は、どこを切りとっても海外映画のワンシーンのよう。さながら主人公になった気分で、まずは1杯いただきましょうか。
エリア随一のお酒の品揃え
「ホテルのバーで、これだけ多くの種類のお酒を揃えているところは珍しいかもしれません」とバーテンダーの古川周氣(ふるかわしゅうき)さん。通をも唸らせる銘酒の数々に、思わず見入ってしまいます。
「響ブレンダーズチョイス」市内唯一の旗艦店
人気のジャパニーズウイスキーとして今や入手困難の「響ブレンダーズチョイス」の旗艦店に市内で唯一認定されており、貴重な在庫を確保しています。
大人の時間を楽しむ
同店のオーナーである小早川勇人(こばやかわはやと)さんは、「ホテルのバーと聞くと敷居が高いと思われがちですが、実はその逆なんです」と話します。「きちんと値段が書かれたメニューが用意されていますし、ホテルに宿泊される方など様々な方が利用するので入りやすいですよ」とにっこり。
さらに同店のメニュー表には、味や素材、使用リキュールなどカクテル1つ1つに詳しい説明のほか、アルコールの強さまで記載。バーの入門編にもぴったりですね。
カクテルなどは、バーカウンターに設置された専用のスポットライトの下で作られます。カクテルを待つ時間も楽しくなるようなちょっとした演出や、こだわりの小物など、遊び心も随所に散りばめています。
BGMはプロの生演奏
同店のもう一つの魅力は、店内のBGMとして流れる生演奏。「ミュージックラウンジ」の所以です。実はオーナー自身が音大卒でコントラバスを専攻していた音楽家ということもあり、週末の夜は様々なプロミュージシャンが出演しています。こだわっていたウイスキー「響」は、音楽つながりでもあったのですね。
奇をてらわず、オーセンティックなバーのあるべき姿を追求する同店。喧騒から離れてゆったりと時間を楽しむノスタルジックな空間で、生演奏をBGMに美味しいお酒を傾ける。これ以上贅沢な過ごし方はないだろう。記念日にカップルで、仕事帰りの自分時間に、大切な友人との語らいに…。ホテルの中にあるという信頼感から、女性客や地元のリピーターが多いというのも納得です。港町ヨコハマを象徴するバーとして、お気に入りの1店にぜひ加えてみては。