高齢化社会で期待される介護援助員
年々高まる高齢化で介護福祉施設も急速に増加しています。一度は介護施設で働いてみたいと思ったことはあるけれど、資格が必要、時間が合わないなど様々な理由で諦めた方も多いのではないでしょうか?
- 実際、介護の仕事には資格の必要はありませんが、必要な知識や技術を得るために資格取得を通じた勉強は欠かせません。しかし、介護現場では時代の変化とともに、介護に直接関係なくても利用者の生活の一部を支える仕事も重要となってきました。そうした仕事を担うのが介護援助員です。
介護援助員は、介護施設での環境整備やベッドメイク、配膳など、介護の周辺業務に携わる職員です。介護職の仕事とその周辺業務とを分けることによって生まれた新しい仕事で、介護職の負担軽減とそれぞれの職務の専門家を目指しています。
介護援助員の仕事
- 介護援助員という仕事は、これまで介護の仕事はしたことがないという方でも働くことのできる仕事で、全国的に働き手が減少するなか、国も期待する職種です。
介護援助員は直接、高齢者の介護をする仕事ではなく、介護職以外でも可能と考えられる業務に従事していただくことが主な仕事になります。それにより介護に携わる職員の負荷軽減と専門性の向上を図るとともに、経験のない介護援助員が介護分野へ安心して入ってこられるように考えられた職種です。
介護施設で活躍する介護援助員
この円グラフは、相模原市内のある特別養護老人ホームの1週間の仕事量(時間)を基準に介護の仕事と介護援助員の仕事に分けて、その割合を表したものです。
グラフ1では介護援助員の仕事は日中の仕事(8時半~17時半)で21.5%と少なく見えますが、介護の仕事は夜勤も含めての割合ですので時間的には大きな仕事量に見えます。しかし、グラフ2で、これを日中の仕事量で比較すると、その割合は3割を超えているのが分かります。
介護援助員は日中の仕事が主体で、特養などの介護施設で大きな活躍をしているのが分かりますね。
※各施設の介護援助員の配置時間や配置人数によってこのグラフの割合も変わってきますのでご注意ください。
介護援助員の行う主な仕事内容
介護援助員が行う仕事には、利用者の身体介護を行わないことを前提として、いくつかの分野に分かれています。
①移動介助(車椅子全介助者・歩行者「見守り」)※手引き歩行介助などは不可
②環境整備(居室/トイレ/浴室/共用空間掃除・ベットメイク・リネン交換・ゴミ収集、食器洗い、衛生管理、植栽剪定)
③洗濯(衣類・食事用エプロン・その他備品)
④食事配/下膳(おやつ・お茶なども含む)
⑤各種修繕(衣類ほつれ・備品点検※車椅子空気圧など)
⑥介護用具準備(排泄介助用具の補充・浴室/入浴介助用具/衣類の準備)
⑦施設行事補佐(利用者誘導/見守り/付き添い・その他)
⑧施設車両運転(短期入所送迎など介護保険請求に計上される業務などは除く)
いかがですか、介護援助員は介護に直接携わる仕事ではなく、生活援助が中心の仕事であることがお分かりいただけたでしょうか?
相模原市内の社会福祉法人が運営する高齢者福祉施設では、介護援助員を積極的に募集しています。
- 介護施設で働いてみたいけれど、資格がないと悩んでいる方。
- 定年退職後の職場探しで悩んでいる方。
- 介護の仕事は体がきつくて持たないけれど、そのほかの職種で介護施設で働いてみたいと
思っていた方。 - 何らかのかたちで福祉施設などで社会貢献をしてみたいとお考えの方。
- 将来は介護の資格を取得したいと考えている方。
- 子供が小さくて幼稚園に預けている時間だけでも働く場所はないかとお探しの方。
- 時間のある時に副業として働いてみたいとお考えの方。
などなど、まずは相模原市内の高齢者福祉施設にご相談ください。きっと自分に合った良い仕事が見つかりますよ。
求人のお問い合わせは(一社)相模原市高齢協のホームページへ