2022年はここ数年で1番の収穫量
逗子葉山に春の訪れを告げるワカメ干しの風景。
今年は、海水温が低く、生育に適した環境だったことなどから、ここ数年で1番の収穫量だそう。海水温の上昇や、それに伴うアイゴなどによる食害で、ここ数年、不漁が続いていたので漁師さんたちの表情も心なしか晴れやかです。
現在、養殖もの、天然ものの両方が水揚げされています。味は甲乙つけがたいですが、食べ比べできるのはこの時期だけの贅沢。
オススメの食べ方は?
漁師さんたちにオススメの食べ方を聞くと、皆さん口をそろえて「しゃぶしゃぶ」と答えます。鍋に水を張り、沸騰したらワカメをさっとくぐらせポン酢で食べます。お湯につけた瞬間に鮮やかな緑色になり目にも楽しいです。
シャキシャキとした食感と鼻を抜ける磯の香り。ワカメが食卓の主役になるこの時期だけのレシピです。そのほかにもメカブや早煮コンブ、アカモクが水揚げされているほか、これからはヒジキ漁も始まります。
スーパーなどで見かける乾燥わかめは、この大きな鍋でさっと煮て干します。
毎週末に開かれる葉山漁協海産物直売所や浜辺に立つ漁師小屋で漁師さんから直接買うこともできますよ。海街ならではの春をお楽しみください。