「開運詣×半島旅=幸せ結び」
三浦半島に鎮座する3つの神社が連携して実施する「開運半島詣り」がスタートしています。横須賀市浦賀の西叶神社、三浦市三崎の海南神社、葉山町の森戸大明神がその舞台。今の時期にしか受けられないオリジナルの「御朱印」と「開運守」を用意(初穂料各500円)しており、3社をすべて巡って、それぞれが用意している「御朱印」を揃えると、特別に奉製した木製紙の「開運札」を受け取ることができます。「開運守」もあり、こちらは3体すべて集めると専用金字刻印ケースがもらえます。
キーワードは「龍神信仰」
御朱印とは、神社などを参拝した証として頂く〝ご縁〟の記録のこと。白い紙に墨書きのイメージがありますが、この「開運半島詣り」で奉納されている3社の御朱印の絵柄は他と少し異なります。
西叶神社の社殿には、見事な龍の彫刻の装飾があり、天井一面にも墨絵の龍が描かれています。龍神を祀った森戸大明神の鳥居は海の中の小さな名島という島にあり、海南神社では、ご神木のイチョウの木の一部が龍の姿に見えるとされ、”龍神社”という境内社もあります。これらからインスピレーションを得た、猛々しい龍の絵柄が御朱印になっているのです。
巡礼で運動不足の解消、気分転換に
「開運半島詣り」は、コロナ禍の鬱屈した気持ちを少しでも吹き飛ばして欲しいと、龍神を祀る3社の宮司と祢宜が昨年の春に初めて企画したもの。開運や疫病退散を願いながら、電車やバスの移動を組み合わせて巡礼することで運動不足の解消や気分転換につなげてもらう手軽なプチ旅の提案です。食事処などと組み合わせれば楽しさ倍増で、奥深い三浦半島の魅力を体験できます。心を整えて、体も元気に─。「開運半島詣り」がもたらすのは、心身の健康。自分は勝手ながらそう解釈しました。
外国人にも大人気
初回が好評だったため、実は昨秋にも行われており、和文化に興味を持つ米海軍軍属がこぞって訪れるなど、「意外な反響があってびっくりしました」と西叶神社の感見達也宮司。近年、パワースポット巡りや御朱印集めを楽しむ若い女性も増加しており、「神社の歴史や伝統文化に触れるきっかけになれば」と話しています。
御朱印と開運守はなくなり次第終了とのこと。詳細は各神社のホームぺージで確認できます。