8月6日、7日に茅ヶ崎キャンピングカーフェア2022が第一カッターきいろ公園(中央公園)で開催されます。開催に向けての想いをちがさきキャンピングカーフェス2022実行委員会代表の青木さんにお聞きしました。
きっかけは市との災害協定の締結
大規模災害が発生すると、避難所で生活するようになったり、電気が来なかったりと、いろいろな所で暮らしの不都合が発生します。そんな時の市民の人たちの暮らしを支援するため、青木さんが代表を務めるキャンピングカーの製造販売を行う株式会社クルーズカンパニーと茅ヶ崎市は7月22日に「災害時における車両の支援に関する協定」を締結しました。

ちがさきキャンピングカーフェス2022実行委員会代表の青木秀之さん
しかし、「協定を締結して、災害を待つだけではなく、キャンピングカーがどんな役割を果たせるかを平常時から市民の人たちに知ってほしい」との想いが青木さんにはあり、茅ヶ崎市内を中心にキッチンカーを展開する湘南フードトラック協会の人たちと連携して、今回のイベント開催となりました。
災害協定は茅ヶ崎市と株式会社クルーズカンパニーとのものですが、災害時にはクルーズカンパニーが連携している会社からもキャンピングカーが駆けつけてくれるそうで、ちがさきキャンピングカーフェスではそれらの会社のキャンピングカーの展示もあります。
キャンピングカーフェスはどのような内容のイベント?
キャンピングカーの展示を中心としたイベントですが、その他にも災害つながりで災害の疑似体験とマンホールトイレの展示、車つながりでキッチンカーによるフードトラックコート、わたしのちがすき写真展と茅ヶ崎オリジナル缶バッジの製作体験などがあります。
キャンピングカーの展示は、災害時の暮らしを支えるツールとして、コロナ禍での新しいレジャー様式として注目されているキャンピングカーが25台以上集まります。サイズも、搭載している機能も様々ですので、それぞれのキャンピングカーの特徴を見比べてみるのも楽しいかもしれません。

当日も展示される軽キャンピングカー
災害の疑似体験は、大画面での3D映像と音響による土砂災害疑似体験と、起震車による地震の体験ができます。また、災害時にいつものトイレが使えなくなった際に、大活躍するマンホールトイレのデモ展示もあります。マンホールトイレは茅ヶ崎市内でも数か所に整備されていますが、普段はマンホールがあるだけで、どのように使うのかを見れないので、災害時にどのように使うのかを確認するいい機会になりそうです。
フードトラックコートにはキッチンカーが6台程が出店し、湘南のフードトラックグルメを堪能でき、また、7月21日までイオン茅ヶ崎中央店で開催されていた「わたしのちがすき写真展」の展示もあります。
キャンピングカーフェスのおすすめの楽しみ方、チェアリング
キャンピングカーフェスの楽しみ方を聞いたところ、「キャンピングカーを見たり、フードトラックグルメを楽しむのも一つの楽しみ方ですが、アウトドア用の折りたたみ椅子を持ってきて、キャンピングカーを片目に見ながら、木陰で何もない時間を過ごす“チェアリング”も一つの楽しみ方かもしれません。まちなかなのにキャンプ場にいる雰囲気に浸ることができてお勧めです」とのことでした。
茅ヶ崎で初開催となるキャンピングカーフェス、マリンレジャーをはじめとしたアウトドアとの親和性の高いこのまちで、どんな化学反応が起こっていくか楽しみです。
- 当日は気温が高くなることが予想されます。水分補給と共に、マスク着用、手指消毒等の感染対策をしていただきますようお願いいたします。
- 公園に駐車場はありません。ご来場の際は公共交通機関、徒歩でお越しください。