旭図書館で旭区ゆかりの武将・畠山重忠に関する書籍をリスト化<リストはHPで公開>

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文献リストを手に、館内の重忠コーナーを紹介する平林さん

横浜市内18館の蔵書から88冊をリスト化する

 旭図書館(石原孝館長)はこのほど、市立図書館18館の蔵書の中から、旭区ゆかりの武将・畠山重忠に関する書籍をリスト化した。関連書籍は約90冊。リストは旭図書館などで配布されているほか、同図書館ホームページで公開されており、他図書館所蔵の書籍を取り寄せて借りることもできる。

 NHK大河ドラマ『鎌倉殿の13人』にも登場する、旭区ゆかりの武将・畠山重忠。旭図書館では郷土史を知ってもらう機会にするため、ドラマを契機にこれまでも同図書館所蔵の重忠に関する書籍の展示などが行われている。石原館長は「地元の郷土資料収集は図書館の役割の一つ」と思いを話す。

 市立図書館全館の蔵書の中から、重忠関連書籍をリスト化する準備がスタートしたのは、コロナ禍で図書館が休館となった2020年5月ごろ。司書の平林朋子さんを中心に5人の職員が協力し、通常業務と並行しながら隙間時間に本を読むなどして作業が進められてきた。「武蔵国」「北条義時」「北条時政」などのキーワードを頼りに、題名だけではわからない本から重忠を見つけ出す地道な作業。平林さんらは約1年で概ね500冊を確認し、重忠の記述がある88冊をリスト化することができた。平林さんは「重忠が出てくると思って本を読み進めても、見つからないことも多々あって」と話すが、「(作業は)楽しかった。本当は重忠の命日の6月22日間に合わせたかったんですけどね」と完成したリストに関しての思いを口にする。また、石原館長は「今後も、郷土史の一つの柱である重忠関連の充実に取り組んでいきたい」と話した。

ドラマで死期迫る

 重忠は1164年、武蔵国畠山(現・埼玉県深谷市)で生まれ、現・同県嵐山町に屋敷(菅谷館)を構えていた武将。源頼朝に仕え、鎌倉幕府設立にも貢献した。

 しかし、1199年の頼朝の死後、状況は変わっていく。幕府の実権を独占しようとする北条氏は有力御家人を次々と謀殺。1205年、重忠にも謀反の疑いが掛けられ、鎌倉へ向かう途中の鶴ヶ峰周辺で北条の大軍に討ち取られた。重忠らを埋めたと伝えられる六つの塚がある薬王寺=鶴ヶ峰本町=では、命日の6月22日に慰霊祭が行われている。

 大河ドラマ『鎌倉殿の13人』では、人気若手俳優の中川大志さんが演じ、注目を集める重忠。ドラマの中でも頼朝の死後の混乱に話が進み、今後、重忠の最期がどう描かれるのか注目されている。

「鎌倉殿の13人」ゆかりネタまとめページへ

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神奈川県横浜市旭図書館

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公開日:2022-08-03

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