障害があってもなくても、自由に水泳を楽しめる環境を―。久里浜を中心に活動するNPO法人FunPlace39(宮浦めぐみ代表)が、気軽にスポーツ参加ができる「日中一時支援事業所」の開設を目指したクラウドファンディングを始めている。
同団体は、 水泳の元実業団選手の宮浦代表が2012年に立ち上げた「39EnjoySwimming」が前身。脳性麻痺とアンジェルマン症候群という稀少遺伝疾患を抱える一人娘の療育のため、一緒にプールに入るようになったのがきっかけだ。「最初は初めての場に慣れずに苦労した」と宮浦さん。仲間や専門家などの力を借りながら、娘だけでなく障害者が水泳に携わりやすい環境づくりやプール活動の支援を開始し、20年6月に法人化。障害者の水泳・陸上教室、パラアスリートのサポートを手がけるほか、昨年秋には児童発達支援・放課後等デイサービス「39ジュニアクラブ」を開所した。
今回、準備を進める「日中一時支援事業所」では、水中運動療法を中心に、リハビリやリフレッシュ、体力維持向上など個々の目的に合わせた活動を提供する考え。宮浦さんは「スポーツができる場所を作ることで、障害児者とその家族に寄り添いたい」と話している。クラファン実施は9月15日(木)まで。詳細は「CAMPFIRE」のサイトから「FunPlace39」で。