<川崎総合科学高・美術部>生田緑地で33点を初展示!処分予定の木材生かす作品も!【11月3日まで】

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<川崎総合科学高・美術部>生田緑地で33点を初展示!処分予定の木材生かす作品も!【11月3日まで】
展示を背にする(右から)稲嶺さん、西浦さん、大和さん

生田緑地と川崎総合科学高校との初企画

 生田緑地東口ビジターセンター2階に10月9日から、川崎市立川崎総合科学高校(幸区)の美術部の作品33点が飾られている。中には、緑地内で処分予定だった木材に描いた作品もある。生田緑地と同校美術部との展示企画は初めて。同部顧問の轟颯馬教諭(28)は「木材に絵を描くのは貴重な経験。さまざまな人に生徒の作品を見てもらえたら」と来場を呼びかける。

「川美展」

 「川美展」と題した今回の展示は、生田緑地共同事業体の高木遼子さん(36)と轟教諭が知り合いだったことから、「2階のスペースを使い展覧会ができないか」と高木さんが打診したのがきっかけ。高木さんは「高校生にスペースを有効に使ってもらえるのはうれしい」と話す。

 同校の美術部員9人のほか、同部卒業生6人も出展している。テーマは設けず、油絵や水彩画などをそれぞれが自由に描いた。部長の大和みゆきさん(17)は「好きという気持ちを大切に、自分が好きなものを」と、サーモンの寿司が4つ積み上がっている絵を展示。水彩画で電球の中に地球が入っている絵を仕上げた稲嶺風乃花さん(16)は、「現代社会に電球が普及していることを伝えたかった」と意図を話した。

ナラ枯れ・倒木よみがえる

 絵画21点に加え、同展に合わせて生田緑地内の木材に絵を描いた作品12点も。ナラ枯れにより倒れる危険性があったため伐採したコナラと、台風や豪雨で倒木したアカシデを使用。どちらも処分予定だったものが作品としてよみがえった。大和さんは「青色が好き」という理由で青い枝にとまる青い鳥を表現。「木目に沿って木の枝を描き、木と絵を調和させた」と工夫点を語った。寒空の中に紅葉が入っている絵を飾ったのは西浦凜さん(16)。「秋に合わせた絵。立体感を出す工夫をした」と振り返った。

寒空の中に紅葉が入っている絵

 展示は11月3日(木・祝)まで。午前8時半から午後5時(最終日3時まで)。

 問合せは【電話】044・933・2063。

開催日

2022年10月9日(日)~2022年11月3日(木)
午前8時30分~午後5時
(最終日は午後3時まで)

住所

神奈川県川崎市多摩区枡形7-1-4 生田緑地東口ビジターセンター

2階

電話

044-933-2063

044-933-2063

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公開日:2022-10-19

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