次の一歩へ~和太鼓で復興めざすコンサート「ファイナル」17組が集結【11月6日】@川崎市・多摩市民館

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次の一歩へ~和太鼓で復興めざすコンサート「ファイナル」17組が集結【11月6日】@川崎市・多摩市民館
練習する出演者=主催者提供

「震災復興をめざすコンサート」

 東日本大震災を受け、川崎市内を中心とした和太鼓団体が一丸となり、2011年と16年に開いた「震災復興をめざすコンサート」。被災地との交流を続けてきた同実行委員会は、次なる一歩を踏み出そうと、「ファイナル」と銘打った同コンサートを11月6日(日)、多摩市民館大ホールで開催する。

和太鼓でつながろう

 PLAY for JAPAN 和太鼓でつながろう――。始まりは震災直後の4月。福島県南相馬市の被災者を受け入れたとどろきアリーナ(中原区)で、和太鼓サークル「川崎太鼓仲間 響」らが演奏を披露したこと。5月には響の呼びかけで和太鼓団体による実行委員会を組織。7月、同アリーナに11団体が集まるイベントを開き、『相馬盆唄』『川崎踊り』で共演した。その後、岩手県陸前高田市での演奏交流も始まった。

 コンサートは同年11月、麻生市民館で初めて実現。30組が集結し、ゲストとして陸前高田市の氷上太鼓が出演した。16年12月、2度目のコンサートでも氷上太鼓を招き、22団体の参加で復興への思いを共有。宮城県気仙沼市にも交流を広げ、各地の祭りで演奏するなど活動を継続してきた。

被災地の今と未来

 コロナ禍で現地に出向く機会が減る中、3度目にしてファイナルと題した今回。響の代表で、実行委員長を務める玉田菅雄さん(73・中野島在住)は、「『復興をめざす』で11年間やってきたが、支援する側、される側であることはどちらも望んでいない。区切りをつけて、新しい関係でつながっていきたい」と意図を語る。その思いからつけた副題は「被災地の今、そして未来へ」。7月末には被災地に出向き、復興の状況や人々の暮らしを調査した。

17組120人が出演

 コンサート当日は17組120人が出演し、海にまつわる演目や東北の民俗芸能などを披露する。被災地の現状を伝える映像、各団体の若手による『生命の詩』の演奏も見どころだ。実行委員の一人で、陸前高田市と交流するきっかけをつくった山本節子さん(72)は、「またつながるための一区切りのコンサート。今の東北のこと、東北の魅力を知ってほしい」と話す。玉田さんも「交流を通して知った東北の文化の素晴らしさを伝えたい」と思いを強くする。

 午後2時30分開演、2時開場。全席自由で一般999円、学生・障害者500円。

 問い合わせは玉田さん【電話】080・2043・8175。

開催日

2022年11月6日(日)
午後2時30分~(午後2時開場)

住所

神奈川県川崎市多摩区登戸1775-1 多摩市民館

大ホール

費用

一般:999円
学生・障害者:500円
(全席自由)

問い合わせ

玉田さん

電話

080-2043-8175

080-2043-8175

公開日:2022-11-02

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