超高齢化社会の現在。高齢者福祉施設の種類も特別養護老人ホーム、有料老人ホーム、サービス付き高齢者向け住宅と多岐にわたります。入所系施設は要介護度の高い人を対象にしたものが多くなってきていますが…、健康で自立した生活を送れる人向けの施設として「軽費老人ホーム」があることはご存知でしょうか?
- このレポートでは横浜市旭区にある「軽費老人ホーム 上白根園」を取材。事務長の髙橋さんに以下3点をインタビューし、その魅力に迫りました。
そもそも軽費老人ホームって?
①対象は自立した高齢者
軽費老人ホームは支援対象やサービスで複数の種類があり、上白根園は「A型」に分類されています。その対象は…
健康で自立しているものの、独立した生活に不安のある60歳以上の人。
とは言え、お元気な方も多く、自由に外泊・外出できるため、それぞれのライフスタイルに合わせた生活を楽しんでいるそうです。
②最大の特徴は低額な利用料金
「利用料は入居者の年収(年金など)によって決まります」と髙橋さん。
例えば令和4年度の時点では…
年収150万円以下の人の利用料は月額65,290円
これに居室ごとの水道光熱費や冬季加算が発生しますが、とてもリーズナブル。入居金や一時金が必要ない点も嬉しいですね。
しかも、この利用料には
栄養士の献立のもと季節感や栄養バランスに配慮された、1日3回の手づくり料理が盛り込まれているというから驚きです。
上白根園のPRポイント
軽費老人ホームの特徴が良く分かったところで、上白根園の「PRポイント」もお聞きしました!
①大浴場が広い
入居者から特に人気という「大浴場」。蛇口が11カ所もあり、旅館の大浴場のような雰囲気です。
「のびのび入浴できる」
「周りを気にすることなく、シャワーできる」
「皆で入浴すると温泉気分で楽しい」
などなど喜びの声が多く挙がっているそうです。
②できたての食事を味わえる幸せ
1日3回の食事は、食堂のすぐ隣にある調理場で作られています。
「入居者の皆さまが飽きないよう、色々なメニューを用意しています」と髙橋さん。
季節感のある様々な料理を提供しているそうで、取材当日のメニューは「醤油ラーメン」。高齢者施設の料理というと、控えめで味気ない物を想像しがちですが…、良い意味で予想外でした。
また、コロナ禍で外出しづらい今、一味違う雰囲気を楽しんでもらうため、ハンバーガーやポテトを提供したこともあったとか。メニューはバラエティ豊かですね。
③広い中庭と屋上 ホテルのようなロビーも
中庭は憩いの空間。
少し奥まった場所に位置しながらも、十分な広さがあり、天気の良い日はのんびりとした時間を過ごせそうですね。中庭を上がった場所には桜の木があり、花見を楽しめます。
屋上も人気スポット。
眺望は抜群で、晴れた日にはみなとみらいまで見渡せるそうです。屋上には家庭菜園があり、入居者が思い思いの野菜を育てています。
玄関を入ってすぐのロビーは、ホテルのような雰囲気。
ゆったり配置されたソファーを、シャンデリアが明るく照らします。壁面に大きく描かれた、梅の木がアクセントですね。
ロビーの人気者が猫の「こんぶ」。
「アニマルセラピーというと大げさかもしれませんが、入居者の方々に可愛がられ、癒しとなっています」と髙橋さんは説明します。
便利かつ自然豊かな周辺環境
施設選びで大切なのが周辺環境。「上白根園はとても立地が良いんです」という髙橋さんが、3つのポイントを教えてくれました。
①お買い物に困らない
施設は幹線道路である中原街道のすぐ近く。そのため、歩いて3~5分ほどの場所にローソンやセブンイレブンといったコンビニエンスストア、薬局のハックドラッグがあります。
徒歩10~15分ほど歩くと、ホームセンターや家電量販店、飲食店、小売店などが揃うショッピングセンター「横浜四季の森ファレオ」も。ここに行けば色々と揃いそうですね。
②豊かな自然を楽しめる
便利な場所である一方、近隣には自然を満喫できるスポットが多いとのこと。
世界各地の動物が揃い、散策もできる「よこはま動物園ズーラシア」。
ズーラシアの隣接地にあり、毎年春と秋に公開されている「里山ガーデン」
四季折々の自然を楽しめる「神奈川県立 四季の森公園」
「お散歩がてら、お出かけする利用者さんも多いですよ」と髙橋さんは説明します。
③医療の安心も
すぐ裏手には、内科や外科、消化器外科、専門外来などに対応する「上白根病院」があります。通院している利用者も多いそうで、日々の健康管理にとって心強いですね。
見学や面談を随時を随時受け付け
「ご相談をお待ちしています」とスタッフの皆さん
同施設では現在、面談や見学を随時受付中。見学すれば、施設の良い所を実感できるはず。髙橋さんは「レポートを通じて関心を持った高齢の方や、ご家族の方などはぜひ一度お気軽にお問い合わせください」と呼びかけています。