市立百合丘小学校の吉本莉央さん(2年)が11月26日、岡上で一日町内会長を体験した。麻生区区制40周年記念事業「あさおの未来を描く絵画展」の、麻生区町会連合会賞の副賞として実施。
同会の宮野敏男会長が岡上町内会長を務めていることから、吉本さんは同町内会の一日会長に。同町会会や民生委員、ボランティアらが運営する「岡の上カフェ」に参加した。岡の上カフェは、地域や世代を問わない「いこいの場」として岡上公会堂で月1回開催。毎回、地域住民や高齢者施設の利用者らが参加している。
委嘱式では宮野会長から名札や名刺が手渡され、吉本さんは初めて手にした名刺で、宮野会長やボランティアと名刺を交換した。40人以上の参加者と一緒にクリスマスリースづくりや健康体操も行い、参加者に声をかけられながら楽しんだ。
絵画展の受賞作では、駅の近くにある水族館や遊園地など「新百合ヶ丘に実現したらおもしろい」と思うものを表現した吉本さん。カフェの参加者にも受賞作が紹介されると、絵に関する質問も寄せられた。吉本さんは「絵の具で描きました」「水族館にはカメやマグロを描きました」と丁寧に答えていた。
「楽しく話せた」
体験を終え、吉本さんは「地域の皆さんと楽しくお話しできた。町内会長のお仕事もおもしろいなと思った」と感想を語った。これからの麻生区に対しては「すぐ行けるところに、大好きな遊園地や水族館ができればいいな」と笑顔を見せて話した。
宮野会長は「会長職の一つとして、町内会も関わるイベントに参加してもらった。未来を担う子どもに、いろいろなことを体験してもらえてよかった」と話した。