創業70周年を迎える横浜市中区の企業ユニフォームの制作をしている会社「ダイイチ」が発案した唯一無二の企画『GO職場スターズ(ゴーショクバスターズ)』。ユニフォームを着用する全ての人をスター選手にしたい!という思いから誕生したという、一人一人が演じるように撮影する『劇場型集合写真』って?『ほぼ合成無し!』、『一発撮り!』の撮影現場に潜入!そこには、ユニフォームを通じて人を企業を地域を応援したいユニフォーム会社と、働く人たちの輝く一瞬を劇的に捉えるカメラマンの熱い思いが溢れていました。(取材日/2022年12月3日)
予習1:社長!『GO職場スターズ』の誕生秘話を教えてください!
ユニフォーム最大の価値は「同じユニフォームを着ることで同じ志を持ち、プロ意識が芽生え成長し、そして憧れの存在となっていくことです」とダイイチ3代目の花本高志社長はいいます。優れたユニフォームは職場で働くスタッフのモチベーションもあがる。
ダイイチがユニフォームの魅力を視覚化したいと考えていた時、出会ったのが働く人たちをヒーローのように見せてくれるカメラマン・杉山雅彦さんの作品。「一目でこれだ!とピンときたんだよ」と笑顔で振り返る花本社長。
- 杉山さんとダイイチの社員が力を合わせ「ユニフォームの魅力を伝えたい」と企画したのが『GO職場スターズ』。
▼ダイイチの撮影の様子はこちら
ユニフォームをまとい、演じるように一発撮りされた「劇場型集合写真」は、採用広告や販促品など、「企業の魅力を伝える」ことに活用されているそうです。杉山さんの撮った写真を求人広告に使ったら、応募数が5倍に増えた会社もあるとか!
予習2:ゲキテキシゴトギ図鑑をチェック!
『GO職場スターズ』の撮影風景や一発撮りでチャレンジした作品が見られるサイトをダイイチのホームページで発見!ふむふむ、『劇的写真』は注目度バツグンで企業のイメージアップにつながるのか。
みんな生き生きと楽しそう。モデルではなく、本物のスタッフたちが、『劇的』な一瞬を目指して撮影に挑むから一体感が生まれるみたい。どの会社も覗いてみたくなりました。
※画像をクリックすると拡大してご覧いただけます。
予習完了。いざ、ギオンの撮影現場へ!
やって来ました!総合物流事業を展開するギオン(本社:相模原市中央区南橋本)の相模原センター。
「今日はギオンさんで撮影をします」と出迎えてくれたのは、本日の案内役・ダイイチ営業部の柳下元紀さん。「ギオンさんとは長いお付き合いなのですが、今年、ちょうどユニフォームを変えたばかりなんですよ」と教えてくれました。圏央相模原愛川インターに隣接した、この広ーい敷地が今日の撮影現場か。天気も晴天で絶好の撮影日和!ここでどんな写真が撮られるんだろう。大きなトラック(は当たり前か)にパレット??ん??謎はどんどん深まります。
撮影スタート!
やや緊張した面持ちで集まったギオンの社員たち。「みなさん!今日撮る写真は普通の写真じゃありません。一人一人に演じていただく『劇場型集合写真』です。皆さん一人一人が主役です。なかなか撮る機会も少ないと思うので、自分がヒーローになったつもりで楽しんでください!」と、カメラマンの杉山さん。「撮影時間は2時間です。今日は少し寒いですが、頑張ってください!」と本日の「モデル」たちに呼び掛けます。
コンセプトはサッカー・ラグビー・野球・バレーボール
「今日の撮影のコンセプトはサッカーとラグビー、野球にバレーボールです。躍動するスポーツ選手たちがボール(荷物)を届ける姿がイメージです」と杉山さん。ニコニコしてますが…ギオンって物流会社だよね?段ボールがボールの代わり??応援団やチアガールもいる!と、思えばドライバーや事務スタッフらしき人の姿も。いったいどんな写真になるんだろう。「事前に決めるのは場所と企業イメージにあわせたコンセプトだけ。あとは現場で作り上げていきますよ~」
ここでちょっと補習:「ギオン」てどんな会社?
相模原市に本社を構え、総合物流企業を展開する「ギオン」は、1965年の創業以来、「地域と共生し地球と共存する企業」を目指して一歩一歩着実に歩んできたといいます。現在、国内外に約70拠点を持ち、車両の数は1500台、従業員数は5000人を超えるという、相模原を代表する企業。車を運転していると「ギオン」と書かれたトラックを日に何度も目にします。そういえば、ネットで頼んだ商品を届けてくれたのもギオンだった。いつもありがとうございます!
撮影はいよいよ大詰め!
だんだん形に近づいてきた、、よ、う、な?俳優さん(ギオンの社員)たちの顔付きも少しづつ変わっているように感じます。寒さにも長時間の撮影にも負けず、監督(杉山さん)のリクエストに応えていきます。
いよいよ撮影本番!!『劇的』写真を求めて
今までは準備段階でした。いよいよここからが本番!「行きま~す!」杉山さんがシャッターを切ります。撮影画像を見ながら少しずつ、場所を入れ替えたり、ポーズを変えたり。「今の良かったよーもう1回!」と、より『劇的』な1枚を求めて撮影は続きます。
「ラスト1枚~」
当初2時間の予定だった撮影が少し長引いて、、「すみません、あと30分ほど時間くださーい」と杉山さん。「あと5枚~!」「あと3枚~!」終了までのカウントダウンは続きます。奇跡の1枚を求めて、妥協はしません。その思いはみんな同じ。「みんなで『劇的写真』を撮るんだ」緊張した撮影現場も熱いオーラのようなものに包まれます。
撮影終了!『劇的写真』が、ついに撮れました!寒空のなか、みんなが頑張って挑み続けた結果が上の写真。みんないい表情してます。一人一人が生き生きと輝いている!ギオンの社員、カメラマンの杉山さんやスタッフの方々、ダイイチの熱い思いを感じる撮影現場でした。
撮影終了後は・・・
長引く撮影にも嫌な顔せず挑んだギオンの社員たち。「寒かったけど楽しかった」「終わっちゃったねー」と笑顔が飛び交います。同じ会社でも、なかなか顔を合わせることのない、他部署の仲間。「元気だった?」と、ちょっとした同窓会のような雰囲気に。これも『GO職場スターズ』の魅力の一つなんですね。
参加した、人事部の採用担当者は「普段、別々のところで働く社員たちが集まり、一つのことに取り組めたのは貴重な体験でした。みんな生き生きしていて会社の写真っぽくないところも良かった。採用活動などに使いたいです!」と笑顔で振り返ります。
最後は記念撮影
無事に撮影が終了し、ひと息ついたところで、「じゃあ、皆さん、最後に記念写真を撮りましょう。もう一度、集まってください」と杉山さんが呼び掛けます。
約2時間半におよぶ撮影が終わり、「みなさん、寒い中お疲れさまでした!いいの撮れましたよ」と杉山さん。最後の記念写真を見ると、みなさんとってもいい笑顔をしてます。達成感と充実感からでしょうか、キラキラ輝いていますね。
- ダイイチの『GO職場スターズ(ゴーショクバスターズ)』は、関わる全ての人が「笑顔」になる企画だと感じました。私も参加してみたい!