横浜山手西洋館で、世界8カ国のクリスマス装飾とともに各国の文化を紹介するイベントが、12月25日(日)まで開かれている。山手エリアに点在する西洋館8館が、それぞれ1カ国ずつ紹介。館内装飾やコンサートなどで各国の文化を体験できるほか、山手234番館では夜を彩るイルミネーションも楽しめる。
同企画は、来館者アンケートなどに基づき、毎年様々な国のクリスマス文化を紹介。今回、シャーロック・ホームズが活躍した19世紀末の英国ヴィクトリア時代をテーマにした市イギリス館の装飾や、山手111番館の世界最古の共和国というサンマリノの文化紹介、旧山手68番館ではサッカーW杯で日本の対戦国として話題を呼んだコスタリカを紹介するなど見所が盛りだくさん。そのほか、外交官の家ではフィンランド、ブラフ18番館はドイツ、ベーリック・ホールはフランス、エリスマン邸はスイス、山手234番館はスリランカを紹介。17日(土)の日没から午後7時までは、山手イタリア山庭園では「キャンドルガーデン」が開催される。
世界のクリスマス展は今年で22回目。昨年の延べ入館者数は約7万1千人。感染症拡大前の2019年には延べ約20万人が訪れたという。(公財)横浜市緑の協会の高坂恵美さんは「久しぶりに通常通りの実施。各館を巡って世界を旅する気分を味わってください」と呼び掛けている。
開館時間は午前9時30分〜午後5時(金曜と土曜は7時)。山手234番館のイルミネーションは日没〜午後11時。期間中休館日なし。詳細は同館ホームページへ。