『鎌倉殿の13人』大河ドラマ館も幕 <来場者数は31.5万人>

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『鎌倉殿の13人』大河ドラマ館も幕 <来場者数は31.5万人>
来場者たちがドラマ館へ寄せたメッセージ=9日

 NHK大河ドラマ『鎌倉殿の13人』の放送に合わせ、昨年3月から鶴岡八幡宮境内に開館していた大河ドラマ館が、1月9日に幕を下ろした。放送も12月に終わり、ドラマ館最終日の来場者からは、「泣きそう」「ロスがすごい」と閉館を惜しむ声が聞かれた。10日に発表された延べ来場者数の速報値は、31万5011人だった。

 9日午後5時30分すぎ、閉館時刻をまわっても館内には30人ほどの来場者の姿が。名残惜しさから歩の進まない人々のために、スタッフが機転を利かせて特典映像をスクリーンに映し出す。来場者たちは最後にその映像をスマートフォンに記録して退館し、ドラマ館は11カ月にわたる営業を終えた。

 同館は、鎌倉市や商工会議所など官民連携による「大河ドラマ『鎌倉殿の13人』鎌倉市推進協議会」が開設。ドラマで実際に使われた衣装・小道具の展示のほか、デジタル技術を駆使した人物紹介や体感展示でドラマの世界観を再現した。

315日間に感謝

 オープンから無休で営業し、来場者は315日間で31万超。協議会では目標を50万人と掲げていたが、新型コロナによる春先のまん延防止措置や夏場の第7波で思うように集客が伸びず。それでも10月以降は右肩上がりで推移し、30万人を超えた。営業を終え久保田陽彦会長は「たくさんの方に来ていただき、皆さんに感謝です」と述べた。

閉館直前もにぎわう館内

 最終日に合わせて藤沢市から訪れた小学5年生の女の子は「ドラマは全部見て、ドラマ館も楽しめた」と言い、8回目の来場となった地元の60代女性は「もっと来たかった」と閉館を惜しんだ。昨年12月下旬からは来場者がドラマ館に寄せたメッセージが掲示され、年末に訪れた北条政子役の小池栄子さんも「応援してくれてありがとうございます」と書き綴っていた。

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住所

神奈川県鎌倉市鶴岡八幡宮境内 大河ドラマ館

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公開日:2023-01-13

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