「保育士の資格を持っているけれど、しばらく現場を離れてしまったので不安」「また子どもたちの笑顔に囲まれながら働きたいけれど、私の年齢で働けるのかしら」「パートなど自分のペースで無理なく働ける職場を探したい」。横浜市では、そんな保育士資格を持っている人の復職を支援しています。ブランクのある方でも「横浜市内の保育園だったら資格を生かして、安心して働ける」。そんな手厚い制度をご紹介します!
【目次】
◎「復職しようかな?」と思ったら、まずは相談窓口へ
◎復職で1人5万円の奨励金がもらえる
◎さらに2年間の勤務で最大20万円の準備金も!
◎新たな一歩を踏み出すチャンスに!
「復職しようかな?」と思ったら、まずは相談窓口へ
『かながわ保育士・保育所支援センター』
まずご紹介したいのが「かながわ保育士・保育所支援センター」の相談窓口。ここでは保育の仕事に関する無料職業紹介を行なっています。横浜市が神奈川県などと共同で運営している公的機関なので安心して利用できますね!もちろん無料で何度でも相談できますよ。
事前予約をして個別相談へ
個別相談では、専任のコーディネーターが復職について、1人ひとりの状況や希望にあった保育園探しから、最新の支援制度、現場の様子まで丁寧に説明。再就職への不安を解消してくれます。
どんなことが相談できるのかというと…
- 家の近くで働ける保育園はある?
- 今の保育園の現場ってどんな感じ?
- 保育士のキャリアアップについて聞きたい
- 保育園の職場見学に行きたい など
「保育のことなら何でも相談してください!即答できないことでも調べて後日おこたえいたします」とのこと。相談は電話(℡045・320・0505)やメール(hoiku_jinzai@knsyk.jp)でもOKです。
セミナーに参加!復職に向けてウォーミングアップ
相談だけでなく定期的にセミナーや就職相談会も開催しています。
それでも不安なら…まずはHPで利用者の声をチェック→https://www.kanagawahoiku.jp/aboutcenter.html
復職で1人5万円の奨励金がもらえる
「横浜市潜在保育士等への就労奨励金交付事業」とは?
2023年4月からスタートする「横浜市潜在保育士等への就労奨励金交付事業」は、「かながわ保育士・保育所支援センター」を通じて、横浜市内の保育所等に就職すると5万円の奨励金がもらえるというもの。横浜市では「再就職を支援するコーディネーターが常駐する保育士・保育所支援センターの利用者を増やすことで、潜在保育士の復職を促し、市内の保育士数の増加を図っていきたい」と話しています。
【利用条件】一部抜粋
- 保育士・保育所支援センターで求職登録を行い、センターの就労支援等を受けて、横浜市内の私立保育所等に採用されている
- 保育所等で、令和5年3月1日以降に就労開始しており、かつ申請時点でも継続して就労している
- 勤務形態として、週20時間以上の勤務を要する雇用契約となっている
- 1人1回限り
- 当該保育施設への就職にあたり、有料職業紹介事業者による採用支援を受けていない
【手続きの流れ】
STEP1:かながわ保育士・保育所支援センターで求職登録を行う
STEP2:同センターで就労支援を受け、横浜市内の保育所等で働き始める
STEP3:同センターから「就労支援証明書」、勤務先から「在職証明書」の発行を受けて、申請書ともに横浜市に提出する
さらに2年間の勤務で最大20万円の準備金も!
●『保育士就職準備金貸付』
保育士資格をお持ちの方に、市内の保育所などで活躍いただくことを目的に、就職のための準備金(最大20万円)を貸す制度です。対象となる保育所などで保育士業務に2年間従事することによって 返還が免除になります(潜在保育士等への就労奨励金交付事業との併用可能)。
【利用条件】
- かながわ保育士・保育所支援センターに求職登録後、市内の保育所などに新たに勤務することが決定している方
- 養成施設の卒業から1年以上経過し、保育士登録を行っている方、または保育士試験の合格後に、保育士登録を行った方
- 新たに勤務する就業先において2年以上継続して勤務できる方
- 1人1回限り
詳細ページ:http://www.knsyk.jp/s/jinzaicenter/jinzai_kashituke_06_shikin.html
新たな一歩を踏み出すチャンスに!
本間所長は「すぐに働きたいという方はもちろん、復職しようかな?ちょっと保育の仕事に興味がある…という方も、まずは情報収集を兼ねてぜひ気軽に相談に来てください!ブランクがある方の不安を解消できるよう、現場のことをよくわかっているベテランコーディネーターが親身になって対応します」と笑顔で話してくれました。
かながわ保育士・保育所支援センターには、保育園のリアルタイムの情報が盛りだくさん。一概に横浜市内の保育園といっても、エリアによって異なる特徴や求人状況など、知って得することも多いもの。「保育士のみなさんが、新たな一歩を踏み出すチャンスになりますように!」