金沢区釜利谷西の「佐々木幸子 手芸教室」の作品展が、金沢八景駅徒歩１分の「むべ庵」（瀬戸21の６）で３月24日（金）から３月28日（火）まで開催される。午前10時30分から午後４時。生徒や佐々木さんのつるし雛を中心にタペストリー、ひな祭りや七夕、クリスマスなど季節にあわせた小物など１００点以上を展示する。

　三大つるし雛の一つ、伊豆稲取のつるし雛を20年以上前から作ってきた佐々木さん。７本の糸それぞれにある７つのつるし飾りには、一つ一つに意味があるという。「例えば、桃は邪気を払う、巾着はお金に困らないようにと、それぞれに願いが込められているんです」と話す。展示にあたり、色のあせたつるし飾りは作り直し、色鮮やかに仕上げている。

　以前は自宅を開放して作品展を開催していたが、今回は５年振りということもあり、古民家を改装した「むべ庵」を会場とした。「金沢八景権現山公園のすぐそばなので、開催時期は桜も楽しめるはず。ぜひご来場ください」と佐々木さんは話した。