「同じ地域の人と交流したい」「同じ月齢の子とお友達になりたい」の保護者の声に応えて
「ぽかぽか」満1・2歳が対象「あおぞら」は満1歳児~3歳児が対象
多くのママが子育ての孤独を実感しています。特に「一人で育児を担っている」「外に出かけられない、社会から取り残された気分」「子育ての悩みを相談・共有できない」などが良く聞かれます。
- そんな育児・子育てママたちの強い見方ができたと聞き、早速取材にお邪魔しました。
伊勢原立正幼稚園が未就園児教室として開催している「ぴよぴよ教室」が、育児や子育てをしている保護者や子どもが同じような仲間と交流できる憩いの場として開設した子育てサロン「ぽかぽか」。幼保連携型の認定こども園である同園。新たに建てられた保育棟は清潔感があり、全面窓ガラスの開放的な空間が魅力で、子どもたちが楽しく遊んでいる姿が外からも見て取れます。
満1・2歳児が対象
きっかけは、コロナ禍で公園や市の支援施設が使えなくなり、同じ年齢の子どもや育児をしている親同士の交流の場が減ってしまったことから、園の施設を開放し、「子どもや保護者の交流の場を提供しよう」とはじめたそうです。
サロンではどんなことをやっているの?
■4・5月…自己紹介などサロンの雰囲気や様子を知ってもらう期間。主体は園の保育担当者
■6・7・8月…少しずつ顔見知りができてきたら、主体が園から保護者同士へ
■9・10月…運動会シーズンに合わせてふれあいダンスやリトミックの紹介
■11・12月…季節にあった手遊び歌、紙芝居、絵本の紹介
■1・2・3月…冬の手遊び(もちつき・お正月)。絵本・紙芝居など、子どもが一緒に参加できるもの。次のステップに向けた準備ができます
どんな人が通っているの?
園の保育を担当する渡邊さんによると、はじめての育児や子育ての新米ママ、あたらしく近隣に住みはじめて、親しい人がいないママ、同世代の子どもを持つママなど、「同じ悩みを抱えたママたち」が利用しているそうです。
6月以降の「ぽかぽか」開放予定はこちら
9月2日(月)、30日(月)
10月21日(月)、28日(月)
親子園庭解放・自由あそびができる「あおぞら」も
- 伊勢原立正幼稚園では満1歳~3歳児の未就園児親子を対象に園庭を開放しています!
親子の外遊びの場を提供し、園の雰囲気や遊具など知ってもらうのが目的。親子の交流の場になり、保育士との交流も生まれるので、利用者からも喜ばれているそう。時間内は自由に園庭で遊べるので「安全で安心」と好評の声が多く聞こえています。
季節や幼稚園の行事などに合わせて、親子ゲームやダンスの指導なども体験できるそうですよ!
予約制なので、申込は園の公式LINEフォーム(24時間OK)か電話で申し込みを。
6月以降の「あおぞら」開放予定はこちら
9月2日(月)、30日(月)
10月21日(月)、28日(月)
保育士の西田優奈先生(左)、渡邊香織先生にインタビューしました!
Q 1年間サロンを実施して、保護者の反響はどうですか?
西田先生 小さいお子さんや保護者の方が「安心して遊びを楽しめる場をつくっていく」というところで、どのような空間にしていこうというイメージから始まりました。コーナーごとに玩具を分けたり、保護者もゆったり座りながら一緒に遊べるような環境を心掛けました。またトンネルコーナーや広いスペースもあるので、小さいお子さんが保護者の方とからだを動かす遊びも体験できます。
渡邊先生 昨年度は毎回利用してくださる方も多く、お子さん同士も同年代の遊びの中で関わりを持てたことで『成長過程での良い刺激を受けた』というだけでなく、『気の合うお友だちができました』という声もありました。赤ちゃんなど下のお子さんがいる方も多く、室内で利用できるのは安心できたということです。
たくさん遊んだ後はみんなで“お片付け”をして、保育者からのお楽しみの時間があります。ここでも絵本をお友だちと見る体験や、親子でダンスやふれ合いあそびをする体験ができ『楽しかった』『最後、先生と遊ぶ時間を楽しみにしています』など嬉しい声を聞くことができました。
幼稚園見学となると少し緊張をしてしまうという保護者の方もいますが、『ゆったり遊びながら園の様子や先生の雰囲気も感じることができたのもサロンの魅力でした』とプレ保育に向けて参考にしていただける場にもなっていました。
渡邊、西田先生 未就園児教室のことや幼稚園の様子なども 気軽に お聞き頂ければと思います。
Q保護者やお子さんの様子はどうですか?
西田先生 初めてのお子さんは少し緊張気味でお部屋に入ってきます。 初めての場所では皆さんそ
うですので、お子さんたちのペースで好きな遊びを見つけていって欲しいと思っています。(何度参加して頂いても大丈夫です 笑)
慣れてくるとそれぞれお気に入りの玩具でとても嬉しそうに遊んでいます。お友だちや、他のお母さんに声をかけて楽しんでいる様子も見られますよ。
渡邊先生 お子さんを通して保護者の方の緊張も解け、回数を重ねるごとにアットホームな雰囲気に変わっていきました。新しいお友だちも安心して、遊びにはいっていく様子もうかがえました。
私たちにもお子さんたちの中で「先生!!」という 認識もでてきていたのか、最後のふれあい遊びでは目を輝かせて参加していたり、保育者とのハイタッチ!!のコミュニケーションを楽しみにしていました」。
西田、渡邊先生 中には たくさん体を動かして遊びたいお子さんもいます。「ぽかぽか」と連動して園庭で自由に遊べる「あおぞら」も同時開催していますので、是非そちらも活用して頂ければと思っています。
園庭だと在園している園児とのかかわりもあったりなど、より幼稚園の雰囲気を感じて頂けると思います。 公園とはまたちがう幼稚園 ならではの外遊びを是非、親子で体感しながら楽しんでみてください。
【取材を終えて】
伊勢原立正幼稚園さんはお子さんだけでなく、保護者へのケアも大切にしているのが、多岐にわたって感じることができました。子育ての不安はだれにもつきものです。迷ったらまずお話を聞きに足を運んでみてください。
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