【アロマで元気!】春 ネロリの香りを楽しんで

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【アロマで元気!】春 ネロリの香りを楽しんで

5月頃、ミカン(オレンジ)の木を見上げると、白く小さな花が咲いています。その花からは何とも優美な香りが漂い、思わず立ち止まってしまいます。日常の通り道に咲くミカン花の香りは、慌ただしく移動する私の気持ちを瞬時に落ち着かせてくれ、そして瞬時に幸せな気持ちにさせてくれます。

ミカン(オレンジ)花の香りが好きな方は「ネロリ」の精油を是非。香水にも用いられる高価な精油ですが、精油なら開花時期を問わず一年中香りが楽しめます。

(開花時期はわずか2週間ほど。近所のミカン(オレンジ)の木は、今年は4月20日頃から開花し、ゴールデンウィーク明けは残り僅かでした。)

ネロリは「ビターオレンジ(和名 橙)」の花から抽出した精油。苦さと甘さをあわせもつ、繊細でフローラルな香り。ミカン科の花の中でも格別にうっとりする美しい香りが小さな瓶の中に凝縮されています。

ネロリという名前は、17世紀イタリアのネロラ公国の公妃アンナ・マリアが愛用したことに由来。アンナ・マリアがもたらして、パリ社交界を熱狂させたという逸話も。

ネロリは「天然の精神安定剤」の別名を持ち、感情が不安定になっている時に心を落ち着かせ、安心感をもたらせてくれると言われています。

慣れない事に緊張しやすい性格の私は、ネロリの香りに何度も助けられています。アロマセラピスト1年生の頃、心が動揺して過緊張を起こしてしまう事が多く、その度にネロリの香りを嗅いで気持ちを落ち着かせていました。こんなに良い香りでメンタルケアが出来るなんて、アロマセラピーって凄いなーと感動した記憶を思い出します。

うつ状態、悲嘆、感情の消耗、不安、心配、不眠、興奮、、このような時にもお勧めの香り。強引ではなく、優しく、でも力強く、ニュートラルに戻してくれるような魅力があります。

フェイシャルスキンケアにもお勧めの精油。美肌づくりにも役立ち、香りを楽しみながら美肌効果が期待できます。

「5月病」という言葉があります。医学的な病名ではなく、5月の連休後になんとなく体調が悪い、憂鬱になる、など軽いうつ的な気分に見舞われる症状をいいます。以前は若い新入社員や新社会人に多く見られていましたが、現在は新しい環境に変わる中高年の人にも増加しているのだそう。

うつになりやすい時期に、ミカン(オレンジ)花の開花時期とは、自然界に畏敬の念しかありません。

春はスタートの季節。晴れやかな気持ちと同時にさまざまな環境の変化に心身が揺らぎ、心も疲れてしまう方も。そのような時には是非「ネロリ」の力を借りてみて下さいね。

※アロマセラピーは医療行為ではありません

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公開日:2023-05-11

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