400年以上続く一子相伝の伝統神事「禰宜舞」で知られる『白幡八幡大神』(平)で3月8日、初卯祭が行われた。
例年3月最初の卯の日に執り行われる、五穀豊穣を祈る神事。鳥居には、収穫した野菜で角や舌、目をつけ、藁で作った3mほどの大蛇が飾られ、的を射る射術の儀も行った。田畑の害虫を食べてくれることから、地域住民により作られた大蛇を祀るのだという。大蛇は夏祭りまで飾られ、見ることができる。
影向寺「乳イチョウ」
1300年の歴史ある古刹『影向寺』。国指定重要文化財の薬師如来像など見所が盛りだくさんだが、この度『乳イチョウ』が市地域文化財に選定された。イチョウの乳柱(気根)を削って汁を飲むと乳が出るようになるという言い伝えが残る、推定樹齢650年の巨木だ。