貝取コミュニティセンター、通称「貝取こぶし館」は6月3日(土)と4日(日)、「文化祭2023〜あしたの私と新たな出会い〜」を同館内ロビーと広場、ピロティで開催する。3日は午後1時から5時。4日は午前10時から午後3時。
広場では3日、青陵中学校和太鼓部の生徒によるオープニングセレモニー(12時半)が開かれる。ピロティでは3日と4日にキッチンカーによる販売などを実施する。
ロビーでは3日に木管アンサンブルおたまじゃくし(午後2時15分〜)、語りと朗読の会「はなみずき」(午後3時〜)。4日に音楽人形劇「ぽぽたん」(午前11時〜)、とよよんハンドベルの会(午後1時半〜)。そのほか、ホールや音楽室、くつろぎロビーでは、絵画や写真など地域住民の作品を展示する。同館を運営する貝取コミュニティセンター運営協議会の斎藤幸枝会長は、久しぶりに人数制限のない開催とあって「感染についてはこぶし館でできる最大の注意を払いながら開催します。とても楽しみ」と期待に胸を膨らませる。「展示コーナーでは皆さん多くの作品をためていたようです。発表する場がないと寂しいですからね」
開館から運営携わる
斎藤会長は1994年の開館以来、運営に携わり、開館から約30年のうち通算で12年間会長を務める。「こぶし館」の名称は地域住民から募ったという。春先に施設周辺に咲くこぶしの花から名付けられた。
例年、春の総会が終わるとすぐに準備を進めるのがこの文化祭だ。さらに夏のコンサート(納涼の日)、秋のこぶし館まつり、冬のロビーコンサートなどと続く。
同館の運営は事務スタッフと協議会などのボランティアで成り立っている。斎藤会長によると文化祭では今回、初めて屋外で同校の生徒によるオープニングセレモニーを行うところが見所だという。「中学生に参加していただいて、普段から若い人も利用していけるような環境にしたい」と斎藤会長。「運営協議会と事務スタッフ、来場者みんなが楽しめるお祭りみたいになれば」と意気込む。
結婚してら約50年。そのうちの30年をこぶし館で過ごしてきた。斎藤会長は「居心地が良いから、もう自分の居場所になっている。主人にはこぶし館に布団を運ぼうかと皮肉を言われたりしてね」と笑った。