新型コロナウイルス感染症の法律上の分類も5類に移行され、区内各地でも様々なイベントや活動が再開しています。そんな中、自分らしく健やかに地域で暮らすためのキーワードが「健康増進」。今回はいきいきウォーキングに参加し、その魅力を探りました！
松見地区いきいきウォーキング
6月8日に行われたのは松見町地区のいきいきウォーキング。毎月1回、松見集会所から約１時間の行程を歩きます。
当日は地元のシニア世代を中心とした約20人が参加。初めましての記者のことも温かく迎え入れてくれました。まずは集会所横の公園でウォーミングアップの体操でスタート。楽しむには、怪我をしないのが大切ですね。スポーツセンター等でエクササイズ講座のインストラクターをされている浅見ますみ講師の指導のもと、準備体操や正しい歩き方を学んだら、いざ出発です！
準備運動をしてから出発
この日に歩くのは、「あじさいコース」。地元の公園愛護会が手入れをしている「せせらぎ緑道」のあじさいを楽しみに歩きます。
スタート後は、下校途中の児童たちと挨拶をしたりメンバー同士でおしゃべりしたりと楽しみながら進んでいきます。空の下だと会話も弾みますね。おすすめのお店を教えてもらい、川では区のマスコットでもある亀のひなたぼっこも発見しました！
林道や坂道など、適度な負荷もあるコース。参加者の皆さんや運動不足の記者でも無理なくカラダを動かし、汗を流すことができました。
丈夫な足腰づくりにもってこいの坂道
緑道では色鮮やかなあじさいが、待っていました。地域にこんな素敵なスポットがあったとは！運動した後に見る花は、いつもより綺麗に見えました。参加者の方々もスマホを取り出し写真に残していました。
記者のお気に入りの一枚です
2回の休憩を挟み歩き終えてスタート地点に帰ると、クールダウンの体操でウォーキングは終了です。筋肉痛を残さないように入念にストレッチします。
参加者の皆さんからは「毎月メンバーに会えるのが待ち遠しい」「回を重ねるごとに歩けるようになってきた」「健康づくりはもちろん、道中の会話が楽しいの」「歩くことで新しい発見がある」といった声が聞かれました。健康づくりの枠を超えて、人々の交流の輪や地域の魅力を再発見することにもつながっていることを実感しました。
参加者の皆さん
いきいきウォーキングを支える保健活動推進員
活動を支えているのが、地域の「保健活動推進員（保活）」の皆さん。区役所と協力し、地域の健康づくりのリーダーとして活躍しています。
当日も一緒に歩きながら、横断時の誘導や体調確認など、私たちが安心して参加できるようにサポートしてくれました。初心者でも気軽に参加できる背景には、保活の皆さんの心配りがあるようです。
松見地区の保活の会長を務めるのは小塩正紀さん。毎回のウォーキングコースも小塩会長が決めています。「車通りも少なく、安全に歩けるのが第一。地域の魅力や季節を感じられるようなスポットも入れています。日頃からウォーキングコースを考えているよ」とのこと。
「毎月1回、地域に出て体を動かすことは、高齢者にとってはとても大切なこと」と話す小塩会長。そのため松見地区では、雨天時も会館内でのエクササイズを行なっているようです。「楽しかったと言ってもらえるのが一番のやりがい。今後も健康づくりを通じて地域の交流を深めたい」と語ってくれました。
小塩会長
地域ぐるみの健康づくりを
当日は、保活さんと二人三脚で地域の健康づくりに取り組む、神奈川区役所福祉保健課健康づくり係の中山さんと齊藤さんも一緒に参加していました。
（左から）中山さんと齊藤さん
コロナで地域活動が激減していたことを身近に感じてきた2人。「地域の活動が再開しているのは私たちとしてもとても嬉しい。対面やリアルでのイベント・活動が制限される中でも、メンバー同士で情報共有などを続けてくれたおかげです」と笑顔を見せてくれました。「保活さんは食生活等改善推進員（ヘルスメイト）さんとともに、区民の健康づくりを支えるパートナーです。区役所も連携しながら、各エリアの特徴や課題に応じた取り組みを推進していきたいです」と決意を語ってくれました。
ウォーキングマップも公開中
神奈川区役所では、健康づくりに役立つウォーキングマップやウォーキングイベントの予定などをHPで公開しています。「コロナも一段落して、より健康な体づくりが大切な時。運動不足の解消や気分転換にもなるウォーキングは、気軽に始められるのでおすすめです」
取材を終えて
ウォーキング1つとっても、多くの人のサポートがあり、その上にたくさんの笑顔があることを知りました。いつまでも元気なカラダづくりと、身近に広がる笑顔の輪に、あなたも加わってみませんか？？
