三浦小網代湾から”バサッ”海底熟成ワイン~2023年は1200本引き揚げ~

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三浦小網代湾から”バサッ”海底熟成ワイン~2023年は1200本引き揚げ~
①湾からワインを引き揚げる関係者②海底に設置した鉄柵からワインを取り出し③陸に上がってボトルを手に笑顔の井出さん

 地元の漁業者や観光協会などでつくる「小網代観光振興活性化検討協議会」は、6月下旬から7月上旬まで海底熟成ワインの引き揚げを行った。

 漁師らの新たな収入源の創出などを目的とした事業。海底の一定した水温と適度な揺れによって熟成が進み、まろやかな味になるというワインは、市ふるさと納税の返礼にも登録されている。

 昨年末には、ワインだけでなく日本酒や焼酎、ウィスキーなどを含む約1200本が、水深12〜15mの14カ所に沈められた。引き揚げ初日は、2カ所からボトル144本が取り出され、ケースにはアオリイカの卵も付着していた。長崎県の壱岐島で藻場再生に取り組む事業者も見学に訪れ、「ロマンを感じる。地元は麦焼酎の発祥の地なので試してみたい」と展望を語った。同協議会ワイン担当の出口浩さんは「事業は形になりつつある。小網代の活性化に繋がれば」と前を向いた。

 今年はホテル京急油壺観潮荘のほか、市内の酒店でも販売予定という

住所

神奈川県三浦市小網代湾

公開日:2023-07-09

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