神奈川区白楽にある学校法人ニューライフ学園が運営するニューライフ幼稚園が今年で創立70周年を迎えました。「丘の上の松林の幼稚園」として地域に親しまれ、一人ひとりが自主的・意欲的な子どもに育つことを目標に幼児教育を推進しています。約250人の園児と46人の教員とともに園生活をおくっています。
- どんな教育を実践しているのでしょうか。幼稚園の様子を知るため、取材に伺いました。
【コンテンツ】
■「自然との関わりを大切にする遊び」が教育の柱
■保育所同等の2歳児預かりクラスがスタート
■令和6年度の園児募集、9月16日は入園説明会
「自然との関わりを大切にする遊び」が教育の柱
緑豊かで広い園庭
ニューライフ幼稚園の園庭は広くて緑豊か。複数のアスレチックや砂場、ブランコ、鉄棒、プールなどたくさん遊具があり、子どもたちが日の光と緑に囲まれ、伸び伸びと遊んでいます。
先生も子どもたちと一緒に外遊び。子ども一人一人と一緒に遊ぶことで信頼関係が生まれ、子どもたちの距離を縮めていきます。
子どもの主体を育む、生活推進型の教育実践
角和一太朗園長にニューライフ幼稚園の特徴を聞きました。
「当園は、『子ども主体の生活推進型の教育実践』に長年、取り組んでいます。
- 子どもと関わる教員は、子どもの主体性を尊重し、教え込むをことをできるだけ抑えながら、一人ひとりの興味・関心に根差した遊び(体験)から日常生活の推進を心掛けています。
- 教員と子どもたちが一体となった毎日の園生活から信頼感が育まれ『精神的幸福感』が蓄積されます。
それは、令和3年に中央教育審議会の答申のなかで『令和の日本型教育・学校』で示された「個別最適な学び』と『協働的な学び』を先駆けて実践しているといっても過言ではないでしょう」
体験活動をした後は、園児一人ひとりの感性で表現
園児たちは作物を育てたり、園外保育を実施したり、七夕や焼きいも、運動会、餅つきなど様々な年間行事を体験しながら園生活をおくります。
- 宮﨑範子教諭は「体験活動を通して、感じたこと学んだことをそのままにしないで、生活のなかで表現していく活動を大切にしています。
- その表現活動が日常の園生活に生かされたり、新たな気付きに繋がるヒントになるのです。
- 私たち教員が表現活動の内容を押し付けるのではなく、園児たちが主体的に表現できるよう、寄り添う姿勢で接しています」
そんな表現活動を発表する場「生活と表現展」も毎年1回開催しています。
保育所同等の2歳児預かりクラスがスタート
共働き家庭への支援を目的にニューライフ幼稚園は、今年8月に2歳児受け入れ推進事業に採択され、2歳児クラスをスタートします。2歳児でも安心して園生活が過ごせる教室も用意し、同園の教育課程を受けることができます。
令和6年度の園児募集、9月16日は入園説明会
令和6年度の願書受付は、10月15日から。9月30日までに同園のホームページから「入園志願エントリー」が必要となります(10月1日以降はエントリーの上、同園に電話を)。
- 9月16日(土)には、入園説明会を実施します。
- 受付は8時45分~、9:00開始
- 予約必須(9月15日まで)、入園希望の方は参加必須
取材を終えて
自然に囲まれながら、体験活動から自主性を育む園生活はとても楽しそうですね。その経験が生活する力につながることを知り、とても大切な教育を実践されているのだなと感じました。丘の上の見晴らしがよい場所にある幼稚園で、のびのび過ごせそうです。バスの送迎もあるので、通園は安心ですね(園から2㎞以内)。興味がある方はぜひ、9月16日の入園説明会に参加してみては。