子育て世代の視点で
「フリーマーケットを地元の泉区で気軽に」――。上飯田町在住の成田はるかさん(43歳)が中心となり、和泉遊水地第3池で10月21日(土)に開催されるフリマ「横浜マーケットin和泉遊水地」の準備が進められている。「子どもの成長に伴って不要になった物など、地域で循環させられたら」と思いを語る。
成田さんがフリマ開催を思い立ったのは子育て中の悩みがきっかけという。泉区内で小3の長女と年長の長男を育てる成田さん。「子どもは成長が早いので去年着られた服も着られなくなる。そういうものをどうしたらいいものか」と明かす。
「おさがり」にも限界
地元幼稚園で保護者会の会長を務めたこともあり、園では制服のバザーなども企画してきた。ママ友同士でのおさがりのやりとりも活用してきたが、「下の世代とつながり続けるのもなかなか難しい」と語る。
そんななかでフリマへの出店や買取店への持ち込み、またメルカリも活用してみたという。だが「泉区近隣でのフリマは少なく、みなとみらいなど遠方まで多くの荷物を持っていくのも大変。大きなものを郵送するのも送料の負担が大きい。それなら、地元でフリマができないだろうか」と今回の開催を企画した。
お金の勉強も「キッズフリマ企画」
今回のフリマは成田さんが中心となるママ友のグループ「キッズフリマ企画」として主催。出店料は駐車スペース付きの車出店が1500円、手持ちでの持ち込みなら500円と安価に設定。さらに今回のフリマには「子どもたちがお金の勉強をする機会にもなれば」との思いから、子どもの出店は無料で受け付けている(大人が手伝う場合は有料スペース)。
子どもが関わることも考えて、時間は午前10時から午後3時までと短め。「使わなくなったおもちゃなどを自分で売ってみることで、お金の大切さを知ったり、物を買うこと、物を大事に扱うことも感じてもらえたら」と成田さん。今回の開催をきっかけに、春秋の年2回開催を定期化していきたいという。
すでに20組ほど出店予定だが、引き続き出店を受付中。ボランティアスタッフの募集も呼びかけている。出店の申し込みなど、問い合わせは成田さん(【携帯電話】090・6108・0086)へ。