関東大震災の時に中村町に設けられた大規模救援施設「関西村」の功績を学ぶ講座が9月25日午後2時から南区役所で行われる。
関西村は関西の府県連合によって作られた救援施設。震災で中村町にあった石油貯蔵庫が爆発し、一帯が焼け野原となった後にバラックの長屋や病院、食堂が作られ、復興の礎となった。
講師は中区の横浜市八聖殿郷土資料館の相澤竜次館長。それまで注目されていなかった関西村の功績を10年前から調査し、各地で講演などを行っている。相澤館長は「横浜が関東大震災から立ち直ることができたのは、多くの地域から助けてもらえたからであり、特に関西府県連合の救援は特筆すべきものがある」と語る。
参加無料。定員50人で申込多数の場合は抽選。希望者は9月15日までに申し込む。詳細は南区役所地域振興課【電話】045・341・1238。