子育てに優しいまち・泉区――。
横浜市は中期計画2022～2025のなかで2040年頃の横浜のありたい姿を描き、その実現に向けた「基本戦略」として、「子育てしたいまち 次世代を共に育むまちヨコハマ」を掲げています。その中で横浜市泉区も「子育てに優しいまち」をスローガンにさまざまな事業を展開。今回は泉区役所におじゃまして、泉区の子育て支援について窓口で話を聞いてみました。
「こども家庭支援課」
子育て支援に取り組む「こども家庭支援課」は２階に窓口があります。さっそく目に飛び込んできたのは、かわいらしいペンギンのマーク。マタニティマークのように小さくて丸いこのマークは泉区独自の取り組みだそう。
- 「これは泉区の中で子育て支援をしやすく、受けやすくなればと考えたものなんです。たとえば応援したい人が身につければ、手助けを求めやすくなりますし、 子育て中の人が身につければ、周囲の人が手助けの声をかけやすくなるというものです」
なるほど！たしかに、町中で困っていそうな親子がいても、「余計なお世話かな」と声をかけるべきかためらう場面ってありますよね。
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区役所ではどんなことが相談ができるの？
さて、今回窓口で話を聞かせてくれるのが職員の加藤さん。区役所ではどんな相談ができるんでしょうか？たとえば、親子で安全に遊べる場所の情報なども教えてもらえたりしますか？
- 「たとえば、泉区では子育てガイド『ちょこっとマップ』という冊子を配布しています。ここには区内の子育て世代のお役に立つような各地区の公園や施設などの情報がまとめてあります」
おお！なんだかかわいいデザインの冊子ですね。情報もかなり細かいというか、地元のものが載っていますね。
- 「いずみ中央駅には泉区地域子育て支援拠点『すきっぷ』という施設があり、主に乳幼児の子育て相談の窓口を担っています。このすきっぷのスタッフが制作してくれた冊子なので、細やかな情報を紹介できています。すきっぷには、未就学のお子さんと保護者が遊んだり交流したりできるスペースがあり、パパ向けの講座や赤ちゃんタイムなど、初めての人も参加しやすいイベントもあります。ご利用は無料ですが、初回利用時に登録をお願いしています」
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- 壁にはずらりと地域の情報が！
- 「子育て世代を支えるのは公園や施設といった公のものばかりではなく、それ以上に地域のみなさんの活動が大きいと思います。各地域のケアプラザなどでは親子が気軽に集まれる親子サロンなどもありますので、そういった情報もご案内できます」
●地域子育て支援拠点「すきっぷ」…いずみ中央駅直結で雨の日も濡れずに行ける「すきっぷ」。乳幼児と保護者がくつろいで遊べるスペースがあるほか、「横浜子育てパートナー」による子育て相談の対応もしています。
045-805-6111 ホームページ
加藤さんは「ほかにも各種相談に対応していますので、それぞれ当てはまる窓口にお問い合わせ下さい。メールでもお問い合わせは受けていますが、具体的なご相談はやはり窓口にお越しいただき、対面でのご相談をおすすめしています」と話してくれました。
・児童手当、母子健康手帳、小児慢性特定疾病等、放課後児童育成（放課後キッズクラブ、放課後児童クラブ）045-800-2444
・保育所・幼稚園・認定こども園等の利用に関する相談・申請 045-800-2413
・ひとり親家庭支援（児童扶養手当、特別乗車券、貸付等）、こども（18歳未満）の障害に関する相談・支援 045-800-2419
・こども家庭相談 045-800-2465
・メールでの問い合わせ ✉iz-kodomokatei@city.yokohama.jp
困りごとの相談も
区役所というと、私は２人の子どもの母子健康手帳や児童手当の申請をしたおぼえがあります。あとは、定期的な健診や保育所の手続きも役所のお世話になった記憶があります。
- 「お子様の乳幼児期のさまざまな手続きや出産前の母親教室、両親教室のほか、相談は大きな役割の一つです。妊娠期・乳幼児期から思春期までの子育てに関する相談や、子ども本人からの相談もお受けしています」
- 「ただ、区役所だけですべての困りごとを解決できるわけではありません。その場合にはどこに相談したらよいかという窓口の紹介や、活用できる制度を示すなどといったことになります」
それはそうですよね。相談内容によって専門分野も異なると思います。
加藤さんが教えてくれたリーフレットにはさまざまな機関が紹介されていました。
