跡地工事に伴い 10月15日に
毎年数万人が訪れる区内最大の催し「瀬谷フェスティバル」が、10月15日(日)に旧上瀬谷通信施設のはらっぱで開かれる。国際園芸博覧会(GREEN×EXPO 2027)などに向けた跡地の工事に伴い、はらっぱで開かれるのは最後となる見通しだ。
前身の「瀬谷まつり」の時代も含めて、今年で26回目の瀬谷フェス。区内の各種団体などが多数出店するほか、ステージプログラムも多く、区制50周年の2019年には約6万人が来場。また、11年には日米の桜交流100周年のプレイベントとして、横浜市副市長や米海軍厚木航空施設司令官などによる記念植樹なども行われていた。
旧上瀬谷通信施設では27年に園芸博が開かれるほか、31年頃には跡地内の「観光・賑わい地区」で大型テーマパークが開業する見通し。工事は一部で既に始まっている。
実行委員会事務局によると、今回の瀬谷フェスははらっぱが今年度の工事対象外のため例年通り開けることになった。来年度の会場は区役所周辺を基本とし、代替候補も模索しているという。
80以上の模擬店や演奏・ダンスなどのステージ
15日は午前10時から午後3時まで開催(9時30分開場/荒天中止)。模擬店エリアには80を超えるブースが並ぶ予定で、各種団体・企業の出店に加えて、区内の名産「瀬谷の逸品」の認定9店舗による「瀬谷うまいもの市」が開かれる。また、ミニショベルカーやドローンを体験できるキッズエリアも設けられる。
ステージでは東野中学校吹奏楽部によるオープニング演奏を皮切りに、お囃子やダンス、歌、新体操、手話パフォーマンス、ソーラン節などの団体が出演する。レジャーシートや折り畳み椅子を持ち込んで飲食やステージ鑑賞を楽しめる「ピクニックエリア」は昨年度に引き続き設置。また、園芸博の機運醸成の一環としてフォトスポットも設けられる。
会場へのアクセス
会場隣接地に一般駐車場(1000円)や駐輪場などがある。また、瀬谷駅北口バス乗り場と会場を結ぶ無料シャトルバスが9時30分から3時30分まで、約10分から15分間隔で運行される。詳細は区ホームページ、または区地域振興課【電話】045・367・5691。
「当面では最後となる、緑豊かで広大なはらっぱでの瀬谷フェスティバルです」と実行委委員会の網代宗四郎委員長。「ステージ企画が充実し、キッズコーナーや各連合地区の美味しい物、物販なども特色があります。ぜひ家族や友人などお誘いあってご参加ください」と来場を呼びかけている。