大震災時、安全確保前提に
戸塚区は大地震発生時、安全が確保できている場合は、自宅での避難を区民に呼びかけている。啓発のため、メリットや必要な備蓄品などを記したリーフレットを10月に作成。区役所や各地区センターなどに配置している。
震度5強以上の地震が発生した際、避難所として開設されるのが地域防災拠点。しかし、数多くの住民の避難が予想されることから、不自由な生活環境になることは避けられないだろう。
区はそうした事態を予測し
- ▽住居の耐震化が進んだこと
- ▽ストレスが少なく、プライバシーを確保できること
- ▽ペットと一緒に生活できること
などから、住居が倒壊の危険や火災が起こらず、安全が確保できていることを前提に、自宅での避難検討を広報紙で喚起してきた。今回、さらに啓発を深める目的でこのリーフレットを作成した。
タイトルは「お家(うち)で避難」。A3二つ折りの4ページ、カラー刷り。8000部作成された。自宅で避難するメリット、家の安全対策の確認箇所、生活に必要な備蓄品の品目や量などをイラストをあしらい、チェックシート方式も活用しながら分かりやすく紹介している。
区担当者は「手にしてもらい、災害時の行動を考え、備えてほしい」と話してる。
リーフレットは区役所9階、区ホームページでも閲覧できる。