川崎区の観音町内会が10月22日、自主防災訓練を町内会館前広場で行った。模擬建物を設営し、震度7の地震が発生したとの想定で、参加者は姿勢を低くして頭を守る「シェイクアウト訓練」や倒壊家屋から人命を救出する訓練などに取り組んだ。
地震発生直後には模擬建物が倒壊。集まった人たちでチェーンソーを使って横に倒れた柱などを解体。がれきの撤去や初期消火、人命を救助作業を行った。
会場には地震の揺れを体験する起震車や煙体験も設置。煙体験を行った小学校6年生の児童は「1センチ先も見えず怖かった。(体に害のない)煙でもせき込んだ。これが本当だったらと思うとゾっとする。火事が起きないよう気を付けたい」と語った。
早川佳伸会長によると、同町内会の防災訓練は5年ぶりの実施という。今回は、いざ災害が起きた時に具体的に行動すべきかを系統立てて理解してもらうことを目的に行ったとしている。