池辺市民の森愛護会(出川義治会長)は11月11日(土)、「竹灯籠祭」を初めて開催する。池辺市民の森の北側入口から林間広場まで、手作りの約300本の竹灯籠に灯がともる。午後5時から7時。観覧無料。
「竹は沢山あるので、ただ切るだけではもったいない」と話すのは、同愛護会の出川会長。市民の森に生えている竹を利用し、子どもから大人まで楽しめる「竹灯籠祭」を企画した。「竹林の新たな魅力を認識していただくとともに、身近な幽玄の世界を楽しんでいただければ」と話す。
10月24日には同愛護会会員が都田小学校に出向き、5年生に灯籠づくりを指南した。児童は竹を切り、絵を描いて竹灯籠を作成した。また、都田西小学校の個別支援学級の児童も絵を描き協力した。
同愛護会は池辺市民の森が整備された6年前に地元住民らで発足。会員は現在44人で、月に1回、通路や広場の清掃と草取り作業、生態系の保護などを行っている。毎年4月に竹林祭と称したタケノコ掘りを行い、300人近い参加者があるという。「イベントを通して市民の森への理解を深め、愛護会に関心を持ってほしい。興味があれば、ぜひ活動にも参加を」と呼びかける。