市民の防災意識高揚と地域防災力の向上を目的に、市自主防災組織連絡協議会と市による「令和5年度川崎市防災シンポジウム」が1月19日、区内にある高津市民館大ホールで開催された。
小池会長「今後も注力」
高津区の市民館では初めて行われたこの催し。プログラム第一部では、自主防災活動功労者として高津区から「二子第3町内会」(小池克利会長)が表彰を受けた。
これは、防災活動の実績が特に顕著な団体等を表彰するもの。市内各区から受賞対象者が選出される中、二子第3町内会は、住民が参加しやすい実働訓練を継続的に手掛けるほか、家庭内備蓄品の普及啓発、周辺町内会との自主防災訓練などを実施。さらに防災会議などといった「共助の取組み」も評価された。
小池会長は「元日の能登半島地震の件で、改めて災害はいつ起きるか分からないと痛感。これからも引き続き(こうした防災活動に)注力していきたい」などと話した。
表彰後の第二部では、「今後100年の防災、地域防災力をいかに高めるか」をテーマとした福田紀彦市長と沼田宗純東京大学准教授による講演会も行われた。