小川町に拠点の1つを構え、ソフトウェア開発などを手掛けるIT企業、タイムカプセル株式会社(岐阜県岐阜市/相澤謙一郎代表)は、2025年及び26年卒の新入社員を対象にした奨学金返還支援制度を開始した。「補助を拡充する事で熱意ある人材に挑戦できる環境を準備したい」としている。
同社は、市が地域経済活性化の起爆剤として取り組む「ヨコスカバレー構想」の参画企業。汐入町の谷戸地区にある空き家でスマートフォンアプリ開発事業などを行う「横須賀第一アプリ工場」を設立していた。
支援制度の対象となるのは、独立行政法人日本学生支援機構(JASSO)の貸与奨学金を受け、高等学校・高等専門学校・短期大学・大学・大学院を卒業後、同社に入社を希望し、同制度に応募する人。1年勤務で50万円、2年で100万円、3年で150万円を同社が肩代わりし、継続的に勤務すると最大300万が代理返済される。25年卒の応募は10月31日㈭まで。26年卒は25年の同日まで。選考あり。
JASSOが発表した「令和4年度学生生活調査結果」によると、大学・短大生が奨学金を借りている割合は5割を超えており、その平均借入総額は約310万円。多くの新卒社員は入社半年ほどで返還が始まる。返還義務に追われる心理的負担を解消するとともに、「20代を明るく前向きに過ごしてほしい」という想いが同制度には込められている。
また、福利厚生として既存社員や同制度の選考に落選した人に対して1 年間の継続勤務で 10 万円の奨学金返還支援を行うなどのサポート体制を用意している。
応募・詳細は同社HP(https://timecapsuleinc.org/)