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茅ヶ崎市博物館で春の特別展「東海道中お寺めぐり」7月7日まで開催中

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茅ヶ崎市博物館で春の特別展「東海道中お寺めぐり」7月7日まで開催中
東川斎桂山筆 絵馬「源為朝図」(三島大神所蔵)

 茅ヶ崎市博物館(堤3768の1)で7月7日(日)まで、春の特別展「東海道中お寺めぐり」が開催されています。約200年前の絵図に描かれ、いまも地域で親しまれる寺院などにスポットを当てた企画。博物館の関係者は「身近なところにも数百年単位で守り伝えられてきた文化財があることを知ってほしい」と話します。

東海道を描いた約200年前の絵図

 今回の企画展では約200年前の文化3年(1806)、江戸幕府が東海道の実態を把握するために作成した「東海道分間延絵図」に登場する、街道沿いの村や寺院にスポットを当てています。 この絵図には街並みや山・川、橋などが詳細に描かれていて、当時の東海道沿いの情景を事細かに観察することができます。 

東海道分間延絵図

重要な文化財も多数

 期間中は、戦国時代の永正11(1514)年に制作され、中世の日蓮宗系肖像彫刻の特徴を今に伝える「日蓮坐像」(上国寺所蔵)や、狩野派に師事した絵師の東川斎桂山が天保7(1836)年に描いた絵馬で、鬼島に渡ったという伝説もある平安末期の武将をモチーフとした「源為朝図」(三島大神所蔵)など、貴重な文化財17点が集まります。

 須藤格館長は「当館の保管・展示設備だからこそ開催できる企画。ぜひこの機会に地域に伝わる貴重な文化財を見てほしい」と話しています。

 開館時間は午前9時から午後5時(入館は4時30分)まで。休館日は毎週月曜日(5月6日は開館し翌日が休館)。観覧料は100円(18歳未満など無料の場合あり)。

関連イベントも

 学芸員が展示の見どころについて解説するギャラリートークが5月12日(日)の午前11時からと午後2時から開催されます(各回約30分)。申し込みは不要。

 また「東海道分間延絵図」を軸に、学芸員が展示内容について、詳しく解説する博物館講座「学芸員トーク東海道中お寺めぐり〜東海道分間延絵図でたどる200年前の茅ヶ崎〜」が7月7日(日)に開催。午後2時から4時まで。誰でも参加可能で定員は抽選で50人。6月15日(土)までの期間に申し込みを。参加は無料。

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開催日

2024年4月27日(土)~2024年7月7日(日)

住所

神奈川県茅ヶ崎市茅ヶ崎市博物館

電話

0467-81-5607

0467-81-5607

ホームページ

外部HPリンク

公開日:2024-04-29

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