あの日あの頃/プレイバックーみんなの声援がちからになったー【2008.1/18号掲載】

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あの日あの頃/プレイバックーみんなの声援がちからになったー【2008.1/18号掲載】
第42号青山瑠衣さん(18歳→35歳)

2008年1月18日に発行した第42号では、青山瑠衣さんを紹介した。「三浦国際市民マラソン」(5Kmの部)で3連覇を達成するなど、当時紙面をにぎわせた陸上選手。タイトル「夢は日の丸を背負って」を改めて見て、「結局、夢は果たせなかった」というが、その表情は爽快だ。

 2歳上の兄に誘われ、初声中で競技を始めた。「最初は走るのが苦手だった」というが、生来の負けず嫌いな性格が功を奏し、才能が開花。名門・白鵬女子高に進学した。取材したのは、3年の時。「インターハイで1度入賞しただけで、ケガで悩むことの方が多い青春時代だった。でも、先生や周りで支えてくれた人たちの声援が力になった」と振り返る。

 卒業後、シドニー五輪女子マラソン金メダリストの高橋尚子らを育てた故・小出義雄氏が指導する豊田自動織機に入社した。12年にはユニバーサルエンターテインメントに転籍。全日本実業団駅伝では1区を区間賞で初優勝に貢献した。小出氏について青山さんは「こんなに褒めてくれるんだというほど優しかった。選手のことを分かってくれた」と述懐。その後も同駅伝に10回出場する偉業を成し遂げたが、年齢的な限界を感じ、今年3月で選手引退を決めた。

 千葉から実家の和田に戻ってきたばかりの青山さん。子どもが好きで、第二の人生に選んだのは保育士だった。現在、資格取得を目指し、横浜の専門学校に通っている。「あたたかい地元の人に応援されてきた。今度は私が地元の子どもたちにあたたかさを伝える番」

住所

神奈川県横須賀市

公開日:2024-06-03

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