“印象派”で有名な作品のほか、「知られざる印象派」の作品にスポットを当てた作品展へ
どうせ避暑するなら、美術館はいかが?
8月に入りましたが、まだまだ酷暑が続く日本列島。
遠くの避暑地に出かけるのもいいけれど、どうせ避暑するのなら、美術館に行って芸術の世界に浸りませんか?
そんなわけで、7月から展覧会「印象派 モネからアメリカへ ウスター美術館所蔵」が行われている、八王子・谷野町の「東京富士美術館」に行ってきました!
この東京富士美術館、一体どんな特徴のある美術館なのでしょうか?
- 市内随一の歴史ある美術館で、昨年40周年を迎えた
- 近代的な造りの美術館だが、市街地から離れた自然豊かな環境の中にある
- 昨年施設の改修工事が終了し、設備面などが改善されたばかり
自然を感じながらアートの世界に浸るにはもってこいですね! では、さっそく館内に入りましょう。
チャイルド・ハッサム作《花摘み、フランス式庭園にて》の垂れ幕が目印
ここで、改めて「印象派」について解説しますね。
<今さら聞けない>「印象派」って?
「印象派」とは、19世紀後半のフランスのパリで発生した芸術のスタイルのこと。屋内で時間をかけて一つのものを写実的に描くのではなく、風景や日常のワンシーンを大胆に切り取ることで、見る者に柔らかなで鮮やかな「印象」を与えます。西洋絵画の中でもとりわけ人気が高いのがこのジャンルです。
今回の印象派展では、
- アメリカ・ボストン近郊にあるウスター美術館が1898 年の開館以来収集してきた印象派の作品を多く展示
- そのほとんどが初来日作品
- モネ、ルノワールなどフランスの印象派だけでなく、知られざる「アメリカ印象派」の魅⼒に触れられる
のが大きなポイント。基本を押さえつつ、「印象派」がアメリカへ及ぼした影響も学べるのがいいですね!
幻想的な空間がお出迎え!<クロード・モネ《睡蓮》の間>
まず観覧客を出迎えるのは、この「睡蓮の間」。
クロード・モネの有名な作《睡蓮》の世界観を全身で感じてもらおうと、天井や床までライトアップされた幻想的な空間です。思わず足が止まってしまいますね!
ここで作品展の一例をご紹介!
かの有名な《睡蓮》ともご対面!
アート作品に詳しくない人でも、どこかで一度は目にしたことがあるはず。
作品と対峙して、作者の思いや当時の時代背景に想いを馳せるー。忙しい日常を抜け出し、そんな時間を美術館で過ごすのもいいですね。
あっという間の「印象派展」、感動はぜひ美術館でご体験ください!
<番外編>思わず人にあげたくなる!センスのいいミュージアムグッズも必見
今回楽しみの一つだったのが、館内にあるミュージアムショップ。同展に合わせてつくられたオリジナルグッズがどれもセンスがいい。自分用にも、人へのお土産にももってこいです。一例をご紹介します!
記者のおすすめは「ウスター展ソース」と「フェイラーのハンカチ」。ハンカチは母親に、ソースは友達に買っていこうかな・・・なんて楽しみ広がるミュージアムショップでした。
この「印象派展」は、9月29日(日)まで開催しています。印象派好きの方、美術館が初めてのビギナーさん、美しいものが好きな人・・・八王子・東京富士美術館にお急ぎください。
「印象派 モネからアメリカへ ウスター美術館所蔵」
会期:2024年7月6日(土)~9月29日(日)
開館時間:10:00~17:00(16:30受付終了) 休館日:月曜日
入場料金:大人1,500(1,200)円、大高生900(800)円、中小生500(400)円、未就学児無料※新館常設展示室もご覧になれます
※土曜日は中小生無料
※( )内は各種割引料金[20名以上の団体・65歳以上の方・当館公式LINE登録者ほか]
※障がい児者、付添者1名は通常料金の半額[証明書をご提示下さい]