藤沢市民に馴染み深い時宗総本山「遊行寺」。その歴史と崇高な精神をもとに、たくましい男子を育てる学校として知られるのが「藤嶺藤沢」です。時宗の開祖である一遍上人の教えと教育のつながりをご紹介します。
藤嶺藤沢の前身は、時宗の僧侶を養成する「時宗宗学林」です。1915年(大正4年)に私立藤嶺中學校として開校しました。以来100年あまり、多くの卒業生が国内だけでなく世界で活躍しています。
受け継がれる一遍上人の教え
一遍上人は、一刻一瞬の大切さを説き、惰性で生きている人間に対して痛烈な警鐘を打ち鳴らし、人間として生き抜くための「平生の心構え」を教示しました。
同校では、その教えをもとに「勇猛精進」「質実剛健」を建学の精神に掲げ、打たれ強く、自分の力で人生を切り開いていける「一本筋の通った男子」の育成をめざして、中高一貫教育を展開しています。
- 生徒たちは毎朝、遊行寺の山門をくぐり登校します。本堂に向かって一礼する習慣があり、探究の時間では時宗に関連した教育も行われます。
心を養う「茶道」と「剣道」
礼儀作法を身につけ心を磨くため、生徒全員が茶道5年間、剣道5年間の授業を受けます。
基礎知識から始まり、道具の使い方や作法、日本人の心を学びます。茶道や剣道を通じて日本文化や歴史に触れ、日本人としてのアイデンティティを深めることができるだけでなく、心を養うことに通じるのです。中学校卒業時には「卒業茶会」、高校2年時には「修了茶会」が開催され、生徒の成長が保護者に感動を与えます。
深く学び、人間性を育む
進学校として学習指導に力を入れ、各クラスは人数を抑えた少人数編成で、教員が生徒一人ひとりに手厚く対応し、きめ細やかに指導できる体制を整えています。また、放課後には教員が担当する補習や、現役の難関大学の学生が質問に答える放課後学習も行われています。
- 中高一貫の利点を活かし、カリキュラムの無駄や無理を排除しています。特に英語・数学では先取り学習と授業時間増加で、5年間で高校の教育内容を修了。高校3年では大学受験対策の演習授業を行います。
世界で通用する人材を
受験があってもなくても勉強する姿勢を貫くのが同校の教育の根幹。ただ学力があるだけの「頭でっかち」な人間になるのではなく、仏教の教えを肌で感じる環境で豊かな人間性を育み、柔軟な発想と旺盛なチャレンジ精神で国際社会に太刀打ちできる21世紀のリーダーとなる力を身につけていきます。
「体育」の授業に英会話を導入
体育授業では、中学1年生にネイティブ教員と日本人教員が共同で指導します。クラスを半分にした少人数で中2から高2まで独立した英会話授業もあり、ネイティブ教員のみが教えます。
また、留学・研修プログラムでは、中学3年時に台湾などで文化や生活を体験することができます。さらに、語学研修旅行や2週間の短期語学研修、3カ月のターム留学も行われており、グローバルな人材育成に力を入れています。
失敗や挫折をのりこえ、それを自分の学びにする野外・体験学習
同校では、サマーキャンプやスキー教室など野外・体験学習を積極的に取り入れています。これらの活動は、自然や歴史・文化との触れ合いを通じて、生徒たちが様々な事を考える力、そして協調性やリーダーシップを育むことを目的としています。
国際化や多様化が進むなか、これからの時代は「自分らしく生きる力」が求められています。悠久の歴史のなかで、たくましい男子を育て続ける藤嶺藤沢。この秋も学校・入試説明会が始まります。
【学校・入試説明会】受講生・保護者対象
「中学校」学校説明会
10月5日㈯ 10:30~
11月9日㈯ 10:30~
11月29日㈮ 10:30~
入試問題対策説明会
12月21日㈯ 10:30~
「高等学校」学校説明会
10月19日㈯ 14:00~
11月9日㈯ 14:00~
11月16日㈯ 14:00~
個別相談会
11月30日㈯ 14:00~
12月7日㈯ 14:00~
- 下記リンクより学校をバーチャル体験できます