JR横浜線「矢部駅」から徒歩4分の「麻布大学附属高等学校」。近年、進学実績を伸ばし続けているこの高校には、地元相模原はもちろん、横浜市や川崎市などからも向上心の高い生徒が集まっているそう。生徒の可能性を広げる指導の秘密とは?人気を集めている理由は?記者が潜入取材でその秘密を探ってきました。
【目次】麻布大学附属高校 教育の特色は?
1.併設中学がないので全員が同じスタートライン
2.徒歩4分の「駅チカ」で、遠距離でも通いやすい
3.習熟度別教育「3クラス制」で常に上を目指せる
4.2024年度大学入試でも過去最高を更新!希望進路を実現する力強い指導
5.生徒主体の企画・運営で課外活動も充実
全員が同じスタートライン
麻布大学附属高校は併設中学がないため、生徒全員が同じスタートライン。それは言い換えれば「全員にチャンスがある」ということ。生徒一人ひとりの成長を促すさまざまな仕組みがあります。
駅徒歩4分で通いやすい
最寄駅はJR横浜線「矢部駅」。町田駅からは約9分、橋本駅からは約6分で着くので、小田急線や京王線からのアクセスも抜群。横浜市や川崎市から通っている生徒も多いそうです。
独自の習熟度別教育「3クラス制」とは?
麻布大学附属高校では、一人ひとりの学力や目標に合わせて毎年クラス替えを行う「3クラス制」が導入されています。カリキュラム進度を統一することで、進級時に他のクラスに移行する場合でもスムーズに学ぶことが可能となり、3年間モチベーションを維持しながら勉強に取り組むことができるんです。
進学クラス
難関私立大学、国公立大学、麻布大学の合格を目指すクラス。丁寧な授業展開で基礎学力の定着を図る。
特進クラス
難関私立大学、国公立大学および麻布大学の合格を目標とするクラス。応用・発展を重視し実力を伸ばす。
S特進クラス
国公立大学や最難関私立大学の合格を目標とするクラス。難易度の高い授業とトップレベルの演習で学力と実践力を高める。
麻布大学附属高校の「3クラス制」は、入学時だけでなく、進級時ごとにクラスの入れ替えがあることが特徴。緊張感があるので、常に上を目指す意識で学習に取り組むことができます。「進学クラス」から努力を続けて、「S特進クラス」への移行を果たす生徒も少なくないそうです。
「全員が積極的に授業参加」
S特進クラスに通うKさんは「クラスは勉強にとても意欲的で、問題演習やグループワークなど全員が積極的に授業参加しているのが特徴です。iPadや電子黒板を活用した授業で、疑問点はメールで先生に質問できるので、わからない部分をそのままにしないようになりました。今後は委員会やボランティア活動で他のクラスや先輩後輩たちとも交流をしていきたいです」と語ってくれました。
「上のクラスほど面白い」
入学時に進学クラスで、3年でS特進クラスに進んだという卒業生のTさんは「上のクラスになるほど面白い授業が増えて、生徒も熱心で気配り上手な人が多かった印象があります。驚くほど勉強ができるクラスメイトもいて、向上心を奮い立たせることができました」と話していました。
2024年度大学入試でも過去最高を更新!注目の進路指導
「S特進クラス」から初めての卒業生を送り出した2023年、国公立大学・早慶上理・GMARCH合格者数は前年度までの約20%から約40%とおよそ2倍に増加。2024年度はさらに増え、約45%の生徒が合格しています。
注目すべきは国公立大や早慶上里だけでなくGMARCHの合格者数も大幅に増えているということ。進路担当の先生は「進学クラス、特進クラス、S特進クラスとすべてのクラスで学力が向上しており、それが合格実績にもつながっています」と話します。また、麻布大学附属高校には3クラス制以外にも生徒のやる気に応える力強いプログラムがあります。
完全オーダーメイドの「受験プラン」
進路指導の目玉と言ってもいいのが、受験期に個別に作成される「受験プラン」。一人ひとりの模試成績を教職員が分析し、おすすめの出願・受験プランを提案してくれます。
ニーズに合った進路指導
年2回の進路面談に加えて難関大学説明会、国公立大学を目指す会、卒業生入試講演会など多種多様な説明会を開催し、生徒と保護者のモチベーションをアップ。受験対策講座や勉強合宿などきめ細かいプログラムで頑張る生徒を後押ししてくれます。
学習サポートも充実
電子黒板やiPadを活用したICT教育はもちろん、イングリッシュキャンプや土曜英会話講座など実践的な英語教育にも力を入れています。
生徒主体の企画・運営で課外活動も充実
運動部・文化部合わせて22の部活
麻布大学附属高校では、「S特進クラス」でも部活動加入を奨励。16時までは勉強に集中し、16時以降は部活動に励める仕組みになっており、勉強と部活動を両立しやすい環境です。サッカー、陸上競技、ワンダーフォーゲル、演劇などは全国大会出場実績も。卒業生にはオリンピック選手や元Jリーガーもいますよね。
行事は生徒が動かす
麻布大学附属高校には体育祭や文化祭、クラスマッチなど、2~3か月に1回大きな行事があります。行事は生徒主体の運営。みんなで団結して一つの行事を作り上げることで、主体性やコミュニケーション能力も身につきます。
『今日より一歩上へ』
麻布大学附属高校は、進級時の入れ替え制による「3クラス制」と充実した学習環境、手厚いサポート体制で、仲間と磨き合いながら3年間まっすぐ成長できる高校でした。
麻布大学附属高等学校
JR横浜線矢部駅から徒歩4分。矢部駅から30分圏内には、「新横浜」「あざみ野」「大和」「海老名」「新百合ヶ丘」「多摩センター」「八王子」「立川」「町田」「橋本」などの主要な駅があり、アクセスは抜群。相模原市内だけでなく、横浜市・川崎市や東京都内から通っている生徒も多く在籍している。