この情報は2021年取材時のものです。
「3クラス制」とは生徒を全力で「シンカ」させる体制だった!
相模原市中央区淵野辺の地に、麻布獣医学園創立70周年を記念して創立された「麻布大学附属高等学校」(創立時は渕野辺高等学校)。少子化の今、出願者数が上昇し続けている同校の魅力を探った。
来春初めて卒業生を送り出す「S特進クラス」
麻布では一人ひとりの学力や目標に合わせた「3クラス制」という独自の教育改革を進めています。「特進クラス」「進学クラス」と合わせて、3年前から「S特進クラス」を設置。入学時だけでなく、進級ごとにクラスの入れ替えを実施するそうで、「生徒たちは3年間、緊張感を持って授業に取り組んでいるよう。意識の高い生徒も年々増えていますね」と話すのは進路担当の先生。
- 来春、初めての卒業生の一人となるKさんは「志が高く、努力を惜しまない友達が多くて刺激を受けた。自分も頑張らなきゃという環境がここにはある」と笑顔で語ってくれました。
一人ひとりに「受験プラン」、多種多様な説明会でモチベーションアップ。
「説明会で会った先生の丁寧な説明で入学を決めた」と明かしてくれたのは特進クラスのHさん。同校では年2回の進路面談に加えて難関大学説明会、国公立大学を目指す会、OB講演会など多種多様な説明会を開催し、生徒と保護者のモチベーションをアップ。「入学後も丁寧にサポートしてもらっています」と話す姿に充実さが垣間見えます。
- 年2回の進路説明会と3者面談、難関大説明会やOB講演に加え、受験期には一人ひとりに「受験プラン」を作成。
- 希望大学に合格するため勉強に励んでいるというHさんは「部活や行事も楽しみながら、後悔のない学校生活にしたい」と、メリハリのある毎日を過ごしているようです。
コロナ禍もスピード感で対応
相模原市で初めてコロナウイルス感染症が確認されたのは2020年2月。坪井芳朗副校長に話を聞くと、麻布が保護者向けに情報を発信したのはウイルス確認の翌日だったそう。当時まだ未知のウイルスにも「スピード感が大事だと思った」と振り返ります。
ICT環境の整備だけでなく、いち早くオンライン授業を配信。どんな状況でも生徒の「シンカ」を止めず、全力でサポートする体制づくりが、麻布の最大の魅力だと感じました。
<取材まとめ>麻布大附属高とは?
- 「3クラス制」は進級時の入れ替え制!緊張感ある学校生活を実現!
- 受験期には一人ひとりに「受験プラン」を作成。人気の秘密はきっと充実したサポート体制。
- 学校全体で上をめざしていると感じた。だから「意識高め」な生徒が多い。