神奈川県足柄上郡山北町立山北中学校では、自転車や徒歩で学校に通うことができない生徒のためのスクールバスがあります。そんなスクールバスについて、保護者、卒業生に教えてもらいました。 ※この記事は出前授業の一環で2年生の生徒たちが『山北中学校の見どころ』をテーマに取材・執筆したものです。
まず、保護者にスクールバスができた経緯について教えてもらいました。
「スクールバスは、旧山北町立清水小学校、旧山北町立清水中学校が山北の学校と統合するにあたってできました。統合する点での問題点は歩いては通えないこと。保護者の送迎も距離が遠い。清水地区の生徒が山北の中学校に通うことができないための解決策としてできました」とのことでした。
スクールバスは、統合するにあたってできた問題点の解決策でした。
では、もしもスクールバスがなかったらどうでしたか?と訪ねてみたところ、「保護者の負担が多くなっていたでしょう。そして、保護者がいないと通えないなど様々な弊害が出ていたと思います。だからスクールバスがあるのは助かっている」と話します。また、スクールバスは町から補助があります。そのような点でも保護者の助けになっています。
次に卒業生に運転手の方々の人柄や運転について教えてもらいました。「運転手の方は気さくで優しくよく何気ない会話もしてくれました。運転は丁寧で、みんながバスの中で寝られるほどで、それは人柄に対しても、運転に対しても安心していました」。
現在のスクールバスの運転手さんの運転も丁寧で、私もよく眠ってしまうほど安心しています。そして、運転手の方々はとても優しく気さくで乗っていてとても楽しいです。また休日の部活や、遠足等で時間の変更があっても山北中学校まで送り届けてくださるので助かっています。
山北中学校のスクールバスは私と兄、兄妹で長年お世話になっています。このまま、なくなることなくずっと生徒を山北中学校まで送り届けてほしいです。