運動機能チェックで「ロコモ」予防・改善
人生100年時代を迎え、健康上の問題を抱えずに、日常生活を制限されることなく暮らすことができる期間である「健康寿命」を延ばす重要性が高まっている。現状、男女差はあるものの健康寿命と平均寿命の差は10年前後といわれている。
下土棚の「ライフメディカル健診プラザ」では、地域の皆様の健康寿命を延ばすために、健診・人間ドックや各種がん検診、予防接種、さらには保健指導を日々、行っている。
同施設では、熟練のスタッフによる安心・安全な健診を目指し、苦しくない健診を実現するための努力に注力し、特に力を入れている内視鏡検査では、「負担の少ない経鼻内視鏡をお勧めし、送気には炭酸ガスを使用することで、検査後の腹部膨満感を抑えております」と同院。
また、健康寿命の延伸に向け、近年は「ロコモティブシンドローム(ロコモ)」に対する予防にも力を入れている。ロコモは、骨や筋肉・関節などで成り立っている運動器の障害によって、「立つ」「歩く」といった移動機能が低下した状態。要支援・要介護になった原因の中で、運動器の障害をまとめると約25%を占めている。
便利な移動手段が多い現代では、運動不足から知らぬ間にロコモになっていることも多く、「20歳以上のロコモ人口は推定で4160万人とされています。自分の移動機能の低下に気づき、早い段階で適切な対処をすることで、ロコモの予防・改善に繋がります」と話す。そこで同施設では、ロコモの予防・改善を目的とした「ロコモ健診」を実施している。「現在の運動機能のチェックや、結果をもとにした自宅でできるストレッチや運動をお伝えしていきますので、ぜひご自身の健康増進にお役立てください」と呼びかける。