立春を迎え、春もすぐそこに–。井田伊勢台公園の上側にある同緑地保全地区では紅白の梅が咲き始め、まもなく見頃を迎える(2025年1月30日撮影)。
緑地内は武蔵小杉のビル群を一望も
市街化区域が大半を占める市内の中で、風致や景観に優れ動植物の生息地として保全する必要がある緑地を川崎市は特別緑地保全地区に指定。中原区では、3カ所が指定されており、井田伊勢台緑地もその一つ。武蔵小杉のビル群を一望できる緑地内は、ロウバイが見頃を過ぎているものの、甘い香りが周囲を包み込む。一方で、春の訪れを告げる紅白の梅は八分咲きに。それぞれ1本ずつと少ないながら、かれんな花を咲かせている。
高津区の神庭緑地も
同緑地の隣は、同じく特別緑地保全地区の神庭緑地(高津区)があり、約2・3haの広大な敷地は竹林が広がる。敷地内で保全活動を行う神庭・里山を楽しむ会によって、四季を感じられる花が植えられており、こちらもロウバイや、梅、ツバキなどが咲いている。
春の訪れを感じに散策してみては。