この連載は月1回、「ふたまたがわ歯科口腔外科」の中谷逸希院長が気になるお口のあれこれについてわかりやすく解説してくれるコーナーです。
4月は新生活のスタート。新しい出会いや挑戦が増えるこの季節、「第一印象を良くしたい」と思う方も多いのではないでしょうか。中でも、笑顔からのぞく「白い歯」は、清潔感や若々しさを与えます。
今回は、歯を白く保つためのポイントについてのお話です。
まず大切なのは、毎日の歯磨き。最近ではホワイトニング効果を謳った歯磨き剤もありますが、使い続けることで歯の表面が研磨される場合があるため、使用には注意が必要です。さらに、コーヒー、ワイン、カレー、タバコなどの嗜好品は着色の原因になります。大切な用事の前などは、これらを控えるのも一つの方法です。
次に重要なのが、定期的な歯科受診です。歯に付着した歯石やこびりついたステイン(着色汚れ)は、歯磨きだけではなかなか落とせません。歯科医院で、プロフェッショナルクリーニングや「エアフロー」と呼ばれる機器を使うと、歯の本来の自然な白さを取り戻すことができます。
さらに一歩進んで、より白く健康的な歯を目指す方には、ホワイトニングの活用がおすすめです。専門的な知識をもつ歯科医院で行うことで、安全かつ効果的に理想の白さを実現できます。
自信の持てる笑顔で素敵なスタートを切るためにも、美しく健康な歯を守ることが大切です。ぜひ、かかりつけの歯科医院を持ち、定期的に歯のケアを受ける習慣をつけましょう。