朗読サークル「糸の会」の朗読会―戦後80年・祈り―が、6月13日(金)に平塚市美術館ミュージアムホールで開催される。午後1時30分開演、入場無料、定員150人。
糸の会は2007年、市民大学講座で朗読を受講した生徒を中心に立ち上げ。現在は永井美代子会長と甲斐千秋さんを中心に、10人のメンバーで活動。コロナ以降、朗読会は2年に1度開催されている。
今回は戦後80年の節目の年。「朗読による平和の啓発」をテーマのひとつとして活動する同会として、「6つの作品を通して、戦争の悲惨さや平和への願いを後世へ伝えていきたい」と永井会長は思いを込める。
当日はチェロ奏者・軽部由布さんの演奏とともに、「語りつぐあの日あの時」と題した朗読会が行われる。朗読される作品は、詩『生ましめんかな』をはじめ、詩『ヒロシマの空』、『戦場の女郎花(おみなえし)』、『夏の葬列』など、6作品が朗読される。構成・演出は加藤敬子さんが務める。
昨年の秋ごろから作品の選定をはじめ、今年2月から本格的な練習を行ってきたという同会。甲斐さんは「戦争は経験したことがない。自分の中でつくりあげたものを発表するので、それぞれ感じ取ってもらえれば」と話した。
(問)永井会長【電話】0463・59・1233